6年前の3.11東日本大震災の日もそうだつた、今日の大泉町と同じように寒かった。アメダスによると大泉の最低気温は-5.1℃と冷えた。あの日は電気も消え、自宅との電話も通じない。高速道路が通行できないので、一般道で10時間かけ未明に横浜へ戻った記憶が蘇る。仮設住宅からまだ出られない人たちが、まだ35000人もいるという。厳しい生活を余儀なくされている被災された方々が、一日も早く安らかな日常生活を取り戻されることを祈ります。首都直下地震のことを考えると、他人ごとではありません。

一週間ぶりに八ヶ岳山麓に戻ってきた。巷では桜の開花予想が話題となっているが、山では春は名のみ。歌のように風も冷たい。八ヶ岳高原大橋から八ヶ岳を撮る、眼下の川俣川渓谷の崖には氷柱が見えた。

私の定点観測点・甲斐小泉駅上からの南アルプス。左から鳳凰三山、真ん中に北岳、右へ甲斐駒ケ岳と名峰は今日も変わらずに連なる。

吐竜の滝へ足を延ばしたが、やはり滝は凍っていなかった。流れ落ちる水が地下水だと水温は高い、氷点下10℃が一週間続けは凍るのだろうか。三脚なしで滝を白く撮ろうと、カメラを岩の上に置いてマニアルでのスローシャッターに挑戦した結果の映像。

看板の写真はキープ協会を創設したポール・ラッシュ博士。博士の残した有名な言葉が書かれていた。DO YOUR BEST AND IT MUST BE FIRST CLASS(最善を尽くせ、そして、一流であれ)。「吐竜の滝」の崖上には宿泊施設の清泉寮がある。清里はポール・ラッシュの恩恵を受けて発展したと言っても過言ではない。

フキノトウ、小屋側の日だまり空き地で見つけた。寒い山にも春の兆しは訪れている。

ウグイスカグラの蕾、色が見えて来たので、順当なら一週間ほどで開花するだろう。

ダンコウバイの蕾。大豆ほどの大きさに膨らんできた。春一番早く黄色の花を咲かせ、枯葉ばかりの林を明るくしてくれる。

サンシュユウ(山茱萸)の花。先日、横浜に帰って円海山を散歩していてこの花を見つけた。花の形は、ダンコウバイに似ている。