今日(19日)の大泉町は快晴、アメダスによると最低気温は-5.5℃、最高は6.6℃で寒暖の差が大きい日が続いている。山小屋から出るのは買い物かスキー、それ以外は籠っているのが常なのだが、昨日は「道の駅こぶちさわ」まで野菜を手に入れようと足を延ばす。溢れるほどに並ぶ野菜も、この時季は獲れないのか何も買えなかった。道の駅内の「桑の実」で食パンを買うと280円、なんと3割引き。小屋に戻って清里の10時の気温を調べると、氷点下だった(氷点下5℃なら50%OFF)。「寒得」で検索すれば分かる。寒いほどお得、その日の気温で割引が変わる取り組みで八ヶ岳山麓の富士見町や原村、北杜市の87店舗が参加している。初めての割引遭遇、もっと買えばよかったと悔やんでいる(このパン屋さんはお一人三点まで)。今日の10時、清里駅前の気温は-5.7℃、全店50%OFFが加盟店へ発令されていた。

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八ヶ岳とオオイヌノフグリ。2月も半ばが過ぎると日差しは日ごと強くなり、梅の便りも各地から聞かれる。今日は久しぶりの写真撮り、天気も良いのでオオイヌノフグリが良い花を見せてくれた。大泉総合支所からレインボーラインに向かう途中、田んぼの畔で見つけた。

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オオイヌノフグリは満天の星空のようだ、曇ると花は閉じてしまう。根ざす地の温(ぬく)みを感じ いちはやく空いろ花咲けり みちばた日なたに 木下利玄の作

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八ヶ岳の全景を眺めに野辺山高原・平沢峠(1450㍍)へ。清里から少しのところだが、ここは長野県。いつも滑りに来るサンメドウズ清里スキー場、今日は日曜なので混むから眺めるだけで行かない。ウルトラマリンブルーの空が広がったのは、寒気が入っているから、明日は南の風で荒れるとか、不安定な天候が続く。
平沢峠の駐車場、解け残った雪や圧雪が凍りスケート場のようだ。東京からの観光バスが2台停まっていた、このツアーバス前面のプレートには「初級の冬山登山・アイゼン履いて飯盛山…」。こうしたツアーが人気なのだとは聞いていたが、お一人様でも安心して参加できるのが良いのかもと合点。

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平沢峠からの権現岳の岩峰、右には主峰の赤岳。その山麓でいつも滑っているのだが、八ヶ岳の全景を望むのは久しぶりだ。

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八ヶ岳高原ラインのビューポイント「赤い橋」。川俣川東沢に懸かるこの大橋、紅葉の頃に来ると駐車場はいつも満車と賑わうのだが、今は静かにつるつるの雪面が広がっていた。

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まきば公園からの富士山。レストランのある正面ではなく、赤い橋から近い大駐車場入り口に車を停めたのは、富士山の全景が見渡せるから。暖かい日に解けた雪が凍って滑りやすい雪原へ、閉まったゲートを抜けて見晴らしの良い場所から撮った。左手前の山は、百名山の深田久弥さんが亡くなった茅が岳。、

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同じ場所からの八ヶ岳。左の権現岳が近くに聳え、赤岳は頂が顔を覗かせている。広がる雪原は県営牧場。