今日(4日)の大泉町はアメダスを見ると最低気温2.7℃、山中湖が氷点下0.7℃など県内各地で今季最低を記録したのに比べると、気温が下がらない。大泉が八ヶ岳の南麓に位置しているからか、小屋のある山の中はもっと冷えたかもしれないが、早起きしないから気温はアメダスが頼りだ。周辺の山に懸かっていた雲も今日は見当たらない。マリンブルーの空が広がり、明日も爽やかな秋晴れの予報、昼間は気温が上がるものの、朝の冷え込みは続きそう。

瑞牆(みずがき)山は日本百名山の一つ、標高は2230㍍と高くはないが独特の岩山が人気。マットを担いでフリークライミングに訪れる若者らが、写真を撮りに訪れた私たちのそばを通って登って行った。ここを訪れたのは2日、山頂付近の雲は昼飯を食いながら待ったのだが取れない。ガスが出るのもこれまた自然の振る舞い、青空が欲しければ出直すしかない。

瑞牆山麓へは、増冨温泉から本谷川渓谷沿いを遡る。ここは紅葉のポイントがたくさんあり、撮った写真の中から一枚を選ぶのに苦労する。カエデなどの紅葉は、強い寒気や風には弱くピークに当たるのはまれだ。

この写真は黒森地区へ下る途中の、恩賜林の看板がある川沿いで撮ったもの。沢沿いなのでブナやミズナラ、シラカバなどの柔らかい天然林は見飽きない。

ハウチワカエデ、葉が大きいので紅葉も目立つ。

1日に初冠雪の甲斐駒を撮りそこなったリベンジというわけではなく、伊那に出かけるため三分一湧水近くを通った際に撮ったもの。8時ごろだったこともあり、甲斐駒ケ岳や北岳、中央のアサオ峰にも雪の付いているのが遠望できた。

同じ場所からの反対側、左に編笠山(2524㍍)、右の三ツ頭(2580㍍)の冠雪も確認できた。
写真中央の土手は小海線の線路、甲斐小泉駅は指呼の近さ。

伊那に来たのは、みはらしファームとれたて市場での秋祭りがお目当て。リンゴや野菜などを沢山購入。ここまで来なくとも、との思いもあるが、中央アルプスや南アルプスの山を眺めながらの小さな旅は毎年続いている。写真は次に訪れた道の駅・花の里いいじまからの南アルプス、ここから見えるのはさて何処かな自信はない。雪の付いた左から東駒ケ岳(甲斐駒のこと)や仙丈ケ岳、間ノ岳、農鳥岳らしいが、北岳は・・・どこだろう。