今日(4日)、山梨県・勝沼の最高気温は37.9℃で全国一になった。暑いので有名な甲府も37.1℃と肩を並べ、ブドウの産地・甲府盆地の名を轟かせている。大泉町も31.3℃と真夏日、東日本などの気温上昇は、大気の不安定さを呼び込んで、激しい雷雨に襲われたところも多かった。天気予報では、晴れたり曇ったりだが安定しているのが今日、というので霧ヶ峰・車山に出掛けたが、到着して30分もしないうちに雨。何枚かの写真だけは撮った、散策は叶わなかったが良しとしよう。

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コバイケイソウ、車山肩の八島湿原につながる北斜面で残っていた。一月前に訪れた時は、陽だまりの谷間で咲いていたものの、風の通る草原は蕾も上がっていなかった。ここにキスゲの姿が見えないのは、電気柵外だから。バイケイソウは毒草ゆえに、鹿もそっぽ向き残るのだ。

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ニッコウキスゲが咲き出した。車山肩の電気柵に守られている南斜面、同じ地域でも風の影響が少ない場所は開花も早い。雲の下にぽっかり空いた空間にドカーンと富士山、草原にはイブキトラノオも穂先を揺らしていた。今日は三段の脚立を持参したので、電気柵の上から撮ることが出来た。

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丸い気象レーダードームを頂く車山(標高1925㍍)。山全体がキスゲで黄色に染まったのは10年ほど前、今では電気柵の中でしかニッコウキスゲは見られない。手前の草原は電気柵の中なので、週末には花も咲きだし今月半ばまで見頃は続く。

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ニッコウキスゲは一分咲き、雨もポッポツ降り出してお客さんも少ない。写真を撮っても普通の高さでは電気柵が写りこんでしまう、これではね・・・。

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車山肩の電気柵に囲まれたメーンゲレンデ、すぐにでも咲きそうなキスゲの蕾が競い並んで天を衝く。背後の山は蝶々深山、車山の北側に位置するこの山も、かっては全山がキスゲで染まった時もあった。