今日(12日)は寒気が流入、大泉町の最低気温は-3.4℃と冷えた。霜注意の警報もあって、座布団位に切った寒冷紗を夕方、霜に弱そうな山野草の新芽に被せた。数年前、サンカヨウなどが遅霜で枯れてしまったことに懲り、後で後悔するよりもと、この時季には天気予報で霜注意報が出れば寒冷紗を掛けることにしている。結果は正解で、表の水桶には1㌢の氷が張る冷え込みだった。明日からは寒気は抜けるものの雨模様とか、桜前線も近くまで登ってきたので、主夫業を早めに切り上げて桜を撮りに出かけた。

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北杜市・大泉総合支所近くにある谷戸城址、遠目でも山がピンク色に染まっているのが見え、行ってみたらエドヒガンだけでなく、例年遅いソメイヨシノも満開になっていた。背景の八ヶ岳の雪は、南東面ではほんの少しを残すだけとなった。

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谷戸城址への登り口、左は名前は知らない白いサクラ、右にはピンク色のエドヒガンザクラが迎えてくれた。

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入口にあるエドヒガンの古木、下から見上げると鳥の巣のような小枝があちこちに密集。これはテングス病に感染していると聞いた、養分が葉に取られ花は咲かずに木の勢いが失われる。早くその部分を切り取らないと、木全体が枯れてしまうのだが、高いところゆえに作業は大変。

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今日の南アルプス、左から鳳凰三山、北岳、アサヨ峰、甲斐駒ケ岳、鋸岳と連なる。甲斐小泉駅上から撮ったもの。山の姿も雪が減り、春の装いへ変身してきた。

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三分一湧水近く、ヒメオドリコソウの群落を見つけた。カメラの位置をぐっと下げての撮影、左に北岳、甲斐駒を背に踊り子?を撮ってみた。

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小屋を出て直ぐのところ、コブシが咲いていたのを知っていたので車を停め、カメラを構えると茶色の花びらが目立つ。元気の良い花をなんとか探して、撮ったのがこの写真。初めは花も終わりと勘違いしていたが、車を走らせるとコブシが林の中を白く染めていた場所を見上げると花は全て茶色に。街路樹として昨日まで白くこんもりとした白い連なりも、一晩で無残な姿、コブシの花は寒さに弱いものと初めて知った。

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寒冷紗を風で飛ばないよう、針金で地面に挿している。霜に弱いものの見極めは、経験と勘だけでマニュアルはない。

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二畳分の広い寒冷紗を掛けたところも。写真奥の緑はギョウジャニンニク、この位の大きさまでの今が食べ時。