台風15・16号が通り抜けた後、台風一過の青空は戻らずに寒気だけが南下、数日前などは9月末から10月の陽気。慌てて長袖やフリースなどまで引っ張り出した寒さも一段落、今日(28日)の大泉町、最高気温は27.1℃と夏日は戻ってきたが、午後には雨ふりで明日は寒い予報。朝も涼しくなって、初秋の気配が漂ってきた。お盆過ぎてから雨や曇りの日が続きで、秋雨前線も停滞するとか。来週もお日様マークはなく、農作物への日照不足も心配される。マリンブルーの青空が恋しい。

イメージ 1
アサマフウロ(浅間風露・フウロソウ科の多年草)、夏の終わる庭では今が盛りと咲いている。フウロソウの中ではもっとも大型で、濃い紅紫色が特徴。八ヶ岳山麓の山に入れば良く見られるのだが、準絶滅危惧種に指定されていると知って、大切に育てねばと思っている。写真には、アサマフウロの株の上に、ワレモコウが倒れている。

イメージ 2
マツムシソウ(松虫草)、花を咲かせて実を結ぶと枯れてしまう。自然の環境では、石ころだらけの斜面などの乾燥した地で生育、根生葉を広げて氷点下を越年する。庭では腐葉土が多いので、こぼれ種からの発芽は少ない。

イメージ 3
マツムシソウの一年生。草などのない乾燥した地面に着地した種からマツムシソウは発芽するので、見つければポットに採り育てている。花壇には秋遅く、花を咲かせ枯れたマツムシソウの後に植え付けることで、同じところでの開花を維持している。

イメージ 4
ウメバチソウ(梅鉢草・ユキノシタ科の多年草)が咲いた。花の形が梅の花に似ていることから、この和名になったと思われる。去年までは生育環境になじめず弱々しかったが、今年は葉もしっかりして花茎も伸び勢いがある。

イメージ 5
エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子・ナデシコ科の多年草)。花茎が細いので、他の花などにすがって立ち上がり咲いている。今年は消えてしまったかと思ったら、目立たない位置でどっこい生きていた。

イメージ 6
ハンゴンソウ(反魂草・キク科の多年草)、花茎の高さは2㍍ほどになり背伸びをして撮った。春の芽が出て葉が開く前は、山菜として食べられる。特定外来生物のオオハンゴンソウと名前が似ているので間違われそうだが、本種は紛れもない在来の山野草。

イメージ 7
ハナイカリ(花錨・リンドウ科の越年草)。これが花?と言われそうだ。

イメージ 8
ツリフネソウ(釣船草)、花の後ろに伸びる距がくるりと巻く。和名を吊船と書くものもある。いずれも花の形から当てた字と思う。キツリフネと比べると、花の盛りはこれからで一月ほど遅い。

イメージ 9
ツリフネソウ、開花の一日前かな。花というよりも魚クンのように見えてしまう。