久しぶりに横浜に戻ってきている。昨日(27日)は4月だというのに、全国的に夏日となったところが多い。これからの大型連休は良い天気が続くとの予報、行楽地は賑わうことだろうが、静かな自然が壊されたりしないことを願っている。ご無沙汰していた地元の円海山にウオーキング、新緑で山林の姿が柔らかくなっているのに驚かされた。

マツバウンラン(松葉海蘭・ゴマノハグサ科)が自宅近くの法面に群生していた。最近、道端や庭でひょろひょろと花茎を伸ばし、青い小さな花を付けているのを見るようになった。名前は知らなかったが、写真を撮ったので調べ分かった次第。葉の形が松葉、花がウンランに似ているからこの名になったと、北アメリカ原産の帰化植物、京都・伏見で1941年に確認されたとか、私と同年代で生きてきたと知ると愛着が湧き、毟り取るのにも躊躇する。

ハルジオン(春紫苑・キク科)が道端、野原で今が盛りと咲き競っている。今では厄介者の野草扱いだが、この花も鑑賞用として渡来した帰化植物、5月から晩秋まで咲くヒメジョオンに似るが、葉の付け根が茎を巻いていること、蕾が垂れていることでも見分けることができる。薄いピンク色の花などもあって、本種のほうが花としての華やかさがある。

カラスノエンドウ、マメ科らしい可愛い花を咲かせている。花や若葉などは食用になるとか、葉の付け根から蜜を分泌するとか、蟻がたかっていた。

ウラシマソウ、山で咲くマムシグサと似ているのだが、こちらには浦島太郎由来の名前の通り、仏炎苞のなかから釣り糸状に長くヒゲ?が伸びている。円海山内の散策路で撮った。

ホウチャクソウ(宝鐸草・ユリ科の多年草)、葉の形はアマドコロやナルコユリに似ているが、こちらは全草有毒なので撮るだけ。

ハハコグサが咲いていた。春の七草のひとつ御形(ゴギョウ)がこの花。

フジの花が、青い房を伸ばしてきた。