今日(10日)の横浜は寒い。日本列島には今季最強クラスの寒気が流れ込んでいるとか、最高気温も8.5℃と真冬のようだ。年に1、2度しかない程の強い寒気で、朝出ていた雲は消え青空が見る間に広がる。私の仕事は家の掃除、終わればお役御免だ。デジカメ肩に円海山へ富士を撮りに出向き、ついでにだが春の兆しも探して歩いた。

神奈川での早咲き・河津ザクラの名所は大井松田町か三浦海岸、いずれも今月16日頃で桜まつりは終わる。自宅近くの円海山周辺にも数本の河津ザクラが植えられており、様子を見に散歩の足を円海山まで伸ばした。雪と寒さでサクラはまだ四分咲きほどだが、ピンク色に染まりここだけは一足早い春の訪れを感じさせる。

花の蜜を求め、メジロもやって来た。

メジロの首は良く曲がる。

逆さになるのもへいちゃらだ。

オオイヌノフグリを見つけた。
「根ざす地の温(ぬく)みを感じ いちはやく空いろ花咲けり みちばた日なたに・木下利玄」

ヒメオドリコソウが頭をもたげ、花をつけ出した。ここ数日気温は低いが、日差しの温もりは強まっている。

ホトケノザも花を見せてくれた。啓蟄は過ぎたが今年は厳しい寒さ続き、しかし足元を探せば春の兆しに出会えた。

円海山からの富士山、青空が広がって来たのに、富士の頂きにある雲は取れない。富士山の雪は今頃が一番多いのだとか。左の箱根外輪山につながる山並み、右の丹沢山塊にも先日来の雪が残っている。

フキノトウが一斉に顔を出してきたかのようだ、蕗味噌・天ぷら、独特の香りは春のご馳走。

ジンチョウゲも寒さに負けずに花を開く、挿し木したものでまだ小さいが、昨年から咲きだした。