お盆休みが過ぎたというのにまだ猛暑は続く。大泉町の最低気温はアメダスによると21.5℃、最高は31.7℃で、昨年と比較する連日5℃ほど高い。暑いので小屋籠りをしていたが、カミサンらのリクエスト(テレビを観たらしい)で千曲川の源流を歩いてきた。川上村の最深部にある毛木場駐車場に着いたのは11時、千曲川源流の水源地標のある標高2200㍍まで辿るには遅いので途中までのウォーク。帰路は馬越峠を越え、長野・南相木村の「滝見の湯」で汗を流す。山梨では700円が当たり前なのに、ここは入浴料金350円と安い。富士見や原村、茅野などの長野県側の公営温泉は400円が相場だ、八ヶ岳の周りで県が違うだけで大きな金額の差はどうしてなのだろう。

歩きだして直ぐの林間にマルバダケブキの群落が続く。庭で咲いているものと比べると、花も葉も一回り以上大きく存在感がある。

こちらはキオンの群落。キオンも大型の花だが、紛れているマルバダケブキの大きさが群を抜く。遠目でアキノキリンソウが咲いているのかと近寄ると、眼が悪いな・・・キオンだった。

トリカブトを見つけた。青色が抜けたような白っぽいトリカブトは珍しい、これから色が濃くなるとは思えないが・・・。

ホタルブクロが地面にへばり付くように咲いていた。パソコンに転送して拡大すると、元の茎が折れ、脇芽から咲いたものと分かる、強い生命力だ。

イケマ、ガガイモ科イケマ属のつる性多年草。春先、シオデと同じょうに若芽を食することが出来る。アク抜きすれば癖がなく美味いが、根に有毒成分があるとのこと、食べすぎは注意しょう。

標高が1700㍍程上ったこの千曲川の流れは、一時間も登れば流れは消え伏流水となってしまう。1時間半程歩いたので昼食休憩、千曲川の水で沸かしたコーヒーを飲んで下山した。

千曲川は長野県を出ると日本最長の信濃川となって日本海に。甲州、武州、信州の県境にある甲武信ヶ岳などの山々が分水嶺となって、荒川や笛吹川・富士川となって太平洋にそそぐ。