関東甲信の猛暑は一休み、今朝(17日)まで雨の残った大泉町は、アメダスによると最低気温は18.9℃、最高気温は26.3℃で、西日本の方には申し訳ないが過ごし易い一日だった。連休が終わって空いた霧ヶ峰周辺へ、車山高原のニッコウキスゲなどを昨日、見歩いてきた。

車山肩の電気柵で保護されたニッコウキスゲ、電線・柵を入れないように撮るのに一苦労。今週あたりが花のピークのようだ。

車山スキー場側もキスゲが咲いている、背後の山は八ヶ岳。もちろん電気柵で保護されている斜面だけに花がある。「どうして咲いているところと咲いていないところがあるんだろうね」「囲ってあるところだけ球根を植えたから咲いているのでは・・・」。もちろんこんな会話を聞いて黙って通り過ぎは出来ない、シカの食害について一席ガイドしてしまったが、知らない人が多いのに驚いてしまう。

車山肩から電気柵越しに、車山の気象レーダードームと蓼科山を撮る。5~6年前までは車山の稜線もキスゲの花で黄色に染まっていたのに、いまは見る影もない。

車山山頂から車山肩へと下る。駐車場の周りにある黄色の斜面、電気柵中のなかだけがニッコウキスゲの畑・・・のようにさえ見える!

車山肩の手前にある富士見台パーキング。ここにも電気柵に守られた一角があり、ビーナスライン沿いの稜線の黄色さが遠目でも分かる。靄っているのは上諏訪・諏訪湖周辺の方向です。

ハクサンフウロが咲きだしている。

車山山頂の風を避ける岩陰で、ウスユキソウの苞が白く色付きだした。

ノコギリソウの群落、車山肩の有機質のない砂礫地なので背丈は20㌢ほどと小さい。

コバイケイソウが残っている。車山からの下り斜面から撮ったもので、左前方には八島湿原、遠くには雪の残る北アルプスの山並みが望めた。