今日は曇り、午前中は薄日も漏れていたが、三時を過ぎると雲も厚くなってきた。アメダスの観測によると、大泉町の最低気温は18.8℃、最高は22.3℃とやや低い。横浜や東京などは真夏日、横浜に帰る明日は天気も悪そう、台風も発生したとか。暑いのも嫌だが、梅雨末期の集中豪雨もこれまた困る。

ヤマシャクヤクが咲いた。廃屋の隣家との境にヤマシャクらしい葉の植物が生えており、5年ほど前に南側へ移植。しかしなかなか花を見せないので、諦めかけていた今年、勢いの良い芽出しの後に花を付けてくれた。去年まで咲いていたヤマシャクは白花、山野草の店で買ったものだが今年は咲かない。ベニバナのヤマシャクはネットで検索すると色が濃いようなので、これは普通のヤマシャクヤクなのだろう。

ヤマシャクヤクの蕾、これも薄赤い花が咲きそうだ。これは山採りしたものを5~6年程前に頂き肥培、今年になってやっと花芽を付けた。

薄紅のヤマシャクは2日の命だった。花弁の陰に隠れていた、バナナのような形の雌しべが残る。上手く受粉できただろうか?実が入ったかどうか、分かるのはもう少し先になる。

キバナノヤマオダマキ。ロープの外にはみ出し鹿に食われても仕方ない、と思っていたが、今年は鹿が少なく助かった。今年の猟期、禁漁区内でも有害獣駆除が盛んに行われたことで、鹿は来ているが頭数が減った。石山寺のアジサイが鹿の食害により全滅したとニュースが伝えていた。この寺は殺生しないのが伝統、電気柵などで囲う対策を講じているとのことだが、どこでも鹿の増加には頭を悩ませている。

オオヤマオダマキに似ている。萼の色や距の巻き具合をみると、キバナノヤマオダマキとは言い難いものの同定は難しい。

スイセンノウ(酔仙翁・ナデシコ科の多年草)、白い毛のある葉と目立つ花色、フランネル草の別名もある。

ハクサンフウロが咲いた。目立たない場所と小さな株で見過ごしていたが、花が存在を知らせてくれた。

ニッコウキスゲ、一つの花茎にいくつもの蕾があるので、一日花だがまだ花を見せている。

庭でイブキジャコウソウの初花を見つけた。日本のタイムと言われる草状の小低木、八ヶ岳の3000㍍近い劣悪な稜線でも咲く強さを持っている。