梅雨入りしたのに雨が降らない、梅雨前線はまだ沖縄近辺に張り付いているらしい。来週には北上の気配との予報もあるが、少しは降ってくれないと列島は干上がってしまう。田植えの出来ないところが、なんとわが北杜市の中にもあるとニュースが伝えていた、農家にとっての水不足は深刻だ。庭も水不足、梅雨なのに一日おきに水撒きをしている。

キバナノヤマオダマキが山麓で咲きだした。萼が茶色のものなどもあり、個体差で多少の違いがあるようだ。柵の外は蕾が鹿に食われ、花を見ることは稀となっている。

グンナイフウロが今を盛りと庭で咲いている。チシマフウロなどに近い色でもある。霧ヶ峰等で花の色が白に近いものが多い中で、このグンナイフウロは北岳周辺のタカネグンナイフウロに近い。

イワカガミ、春先に暖かい日が続き、花芽を早く立ち上げた株は、その後の寒波で萎れ花を見ることが叶わなかった。今年は花を諦めていたら、出遅れの一株だけが花を見せてくれた。

ヤツガタケキンポウゲは花茎が長い。キタダケ、ミヤマなどが頭につくキンポウゲがある。ほとんどは平地のウマノアシガタなどと同じような花でもある。

ヒオウギアヤメ。晩秋に山を歩くと、キスゲやアヤメなどの種が入った鞘が目につく。それらを頂いて、花咲か爺さんのように投げておいたのが咲いたもの。キスゲやアヤメなどが、自分たちの好む環境で芽を出すのが面白い。

ニリンソウもどき?本家のニリンソウは花が終わり葉も消えかけているのに、この花がしばらくは庭を占領する。繁殖力が強く、毟ってもへこたれないくらい勢いがある。

おまけはシオデ(牛尾菜・別名ひでこ)。東北などでは「山菜の王」とも言われているが、簡単には採れないので幻の山菜、アスパラガスと同じように食べた。今年は幸先よく太いのをゲット、暫くは山道を歩いても花より団子、シオデ探しが続く。