昨日は氷点下、5月としては記録的な冷えで草花たちの霜害を心配したが、今日(9日)は一転7.2℃と暖かな朝、寒冷紗の世話にもならずに済んだ。全国的にも気温が上昇し夏日になる処もでそう、ここ八ヶ岳山麓も20℃は楽に越えるのは確かだ。寒さと乾燥が続いたのでワラビなどの山菜も出が悪い今年、近くの山へウオークがてら様子を探りに入って見た。

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シラネアオイが庭で良い花を咲かせた。去年秋に掘り上げ株分けした半分、元のところに戻したが日当たりの悪い場所と、芽出しが遅く強い霜にも遭わなかったことも幸いした。南に移植した半分は4月19日に開花したが、留守にした間に霜で痛めつけられ花も直ぐに萎れて、いまはやっと生きている。

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ヤブレガサの群落、水木漫画を連想するようだ。広がったヤブレガサを去年見つけたので、今年は少し早めに山に入り山菜として少し頂いてきた。茹でて水にさらしポン酢で食べたが、春菊のような香りと茎のシャキシャキ感が良い、天ぷらにするともっとうまいかも。

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白花のエンレイソウ、ヤブレガサの出ていた山で一株だけがひっそり咲いていた。近くの湿地には日本サクラソウが自生しており、そこにもエンレイソウがあったので、鳥が種を運んだのかもしれない。庭でも咲きだしており、種が落ちたところからは小さな芽・葉が固まって顔を出している。

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県営牧場上から望む富士山、ヤマザクラ満開で一足早いが世界文化遺産登録を祝っているかのようだ。八ヶ岳高原ライン小荒間信号から山道を辿り、山菜を探しながら牧場沿いを歩く。山梨は嬉しいことに、山に入って山菜やキノコを採るのに厳しい規制は無い。長野などは森林組合などの看板がやたら目につき、写真を撮るための駐車も咎められそう。山梨は恩賜林、国有・県有林などが多いので、マナーを守ることで入山が認められてきたのかもしれない。

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同じ場所からの南アルプスの山波。左から鳳凰三山、北岳、右に甲斐駒ヶ岳が八ヶ岳に対峙して聳える、ここで鹿の角を拾ったこともあった、写真は牧場の柵外から撮ったもの。一昨日から預かった牛の放牧が始まったとローカルニュースが伝えていた。山梨側の山麓には、県営牧場がいくつも広がり、これから牛の草を食む姿も望める。

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県営牧場に新しい柵が出来た。今までも鉄条網が牧場を囲っていたが、鹿は自由に出入りして牧草を食べ放題。増える鹿とその食害にやっと腰を上げ、しっかりとした柵を張り巡らしたわけだ。牧草地で食事が出来なくなった鹿が、山麓に押しかけられたらこれまた大変だ。