大型連休の前半、白馬大雪渓での雪崩、穂高や富士山そして八ヶ岳の赤岳でも滑落事故で亡くなる方が出ている。先日も雪が降り、麓は春でも山はまだ冬なので油断はできない。昨日(28日)は快晴、近くの飯盛山(1643㍍)に出掛けたが、平沢峠の駐車場は100台を越える車で溢れていた。普段はがら空きの広いスペースが、人と車で埋められ都会の雑踏が山にやって来たような賑わい。飯盛山の山頂も、槍ヶ岳の穂先に数珠つなぎで登るようなので、ピークハントは諦め直下の陽だまりで握り飯を食い昼寝して帰宅した。

平沢峠からの八ヶ岳、冬もこの峠を訪れ山の写真を撮るビューポイントだ。山麓の清里・サンメドウズスキー場の雪は消えたが、右の横岳から主峰の赤岳へ続く稜線の雪はまだ多い。

飯盛山からの帰路は、清里駅と野辺山駅へ頂上直下で分ける。我らは陽だまりハイクの尾根歩き、正面の八ヶ岳を眺めながら野辺山・平沢峠へと下る。

左には鳳凰三山など南アルプスの山波が連なる。5月に入るというのに変わらない白い北岳の姿、右の甲斐駒ヶ岳も靄の中でピラミダルな姿を見せていた。

茅ヶ岳の奥には富士の姿も影絵のように浮かぶ。

野辺山駅近く線路際の農家の庭先、鯉のぼりが雪の残る八ヶ岳を背に泳いでいたので借景した。真鯉も緋鯉も気持ちよさそう、♪屋根より高い・・・。