寒気の緩んだ昨日(21日)、同じ八ヶ岳ですが信州側のピラタス蓼科へ足を伸ばして、雪と遊んできました。ロープウェイの終点(2200㍍)から滑れるようになったのを知り遠征したのですが、思ったほどの積雪はありません。山頂近くの樹林帯に鹿の群れがいるのに驚きました、寒い中でも生きていく環境への適応力がすごい動物です。雪を求めて北八ヶ岳まで行きましたが、この夜にはこちらも久しぶりの雪となりました。

「寝ている間に雪が降り出して、朝、目が覚めたら外は一面の銀世界!思わず心がふるえます。」これはターシャ・テューダーの言葉(『思うとおりに歩けばいいのよ』)。
関東南岸を低気圧が通り、雪の少ない八ヶ岳の南麓も予報通り、今朝(22日)は久しぶりに積もりました。

ロープウェイの終点は標高2240㍍、ここは寒さ厳しい北八ヶ岳。溶岩台地の坪庭は雪に埋もれ、高山植物も冬眠中です、歩いて一時間ほどの北横岳への登山ルートに踏み跡は見えません。

エビの尻尾が出来ています。風の強い山稜などの木、岩や建物などに出来る霧氷。風上に向かってエビの尾状に伸び、触ると落ちてしまいます。

コースの中間点からの眺め。左には乗鞍、中央には穂高の白い屏風が連なります。手前中央に車山のゲレンデが見えます。

ここは樹氷コースという名が付けられていますが、まだ雪が少ないので樹氷は出来ていません。正面には南八ヶ岳の赤岳や阿弥陀岳などの頂きが、右には南アルプスの甲斐駒や仙丈ヶ岳などが連なっています。

左には特徴ある御嶽山、右には乗鞍の白い峰を望む事が出来ました。

ロープウェイの中からの南八ヶ岳と右に連なる南アルプスの山並。普段は「南」とか「北」を付けませんが、こちらから望むと「南」と呼んでみたくなります、今は雪の下ですが「北八ッ」は苔むした樹林帯が特徴です。

冬型が緩みこの日は高曇り、右奥の縞枯山などは望めましたが青空は拝めませんでした。