今日(9日)の八ヶ岳山麓は雲が垂れこめ、昼前からはポッポッと雨も降りだしました。満開のヤマザクラが、雨に打たれて花びらを落とし始めています。山梨県内には全域に雷注意報が出され、大気の不安定により落雷や突風に気を付けるようにとのこと、雹の降る恐れもあることから、車にはカバーをかけ、葉の大きなシラネアオイなどを寒冷紗で覆いました。何事も無い事を祈りながら、ラジオに雑音が入らないのでまだパソコンを使っています。山崎ハコさんの「織江のうた」が流れて、『青春の門』を読んだ大分昔の頃を思い出しました。

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自然のニホンサクラソウ。編笠山の登山口がある観音平の下、大平・県有林造林地にワラビ採りがてらサクラソウなどを見に出掛けました。パトロールを終えて帰る所だった八ヶ岳自然クラブの会員の方から話を伺いました。保護してきたことでサクラソウも増えてきたとのこと、盗掘の防止には普段の監視活動が大切とのことでした。ここには200種を越える亜高山の花に交じって、低地の草花たちも近年は進出しているとのこと、温暖化によるのだそうです。
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我が家の庭にも、宿根のサクラソウが3種ほど植えてありますが、ピンク色の地のニホンサクラソウが適地なのでしょう、領地を拡大して増えています。

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遅い春がやって来た庭は、スイセンなどがいまを盛りと咲いています。ムスカリやタイツリソウなどもサクラソウに負けじと、自己主張しているようです。

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ホソバノアマナ(細葉の甘菜・ユリ科)が咲いていました。春早く他の花に先駆けて咲きます、大平・県有造林地のサクラソウの近くで見つけました。

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ヒトリシズカです、小屋近くで咲いていました。葉が出ています。

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おまけ
甲斐駒ヶ岳と小海線の列車。小淵沢駅(881㍍)を出た列車は、ループを描いた線路を甲斐小泉駅(1044㍍)へとぐんぐんと高度を上げ登って行きます。写真の列車は小淵沢に向かって下っていく(上りの)列車、五月晴れの5月5日、小淵沢町の岩窪地区で撮ったもの、こんな青空は不安定な天気で何日も見ていません。