今日の日本列島は大荒れ、台風並みの爆弾低気圧が発達中とのこと。先月末の強風を越えるので、表には出ないようにと気象庁が会見で述べていました。こちら八ケ岳山麓、朝は日差しがありましたが、昼過ぎ頃から雲も厚くなり大粒の雨が降り出し風も出てきました。今朝の気温は0.7℃、日中は南風が入るので10℃近くなるかもしれません。山梨の昼の天気予報では大雨、強風、雷の注意報が出ています。自然の脅威に人間は無力です、青空駐車の車にカバーを掛けたり、小屋周りの飛びそうなものを片づけたりして、何事も無い事を祈っています。

昨日、夕方近くなって慌てて買い物に山を下りて行きました。大泉町支所上のレインボーライン近くからの八ヶ岳、春らしい山の装いになって来たようです。ここは左に編笠山、右に赤岳を望めるところです。

甲斐小泉駅そばの三分一湧水近くからみた、日没少し前の南アルプス。霞の漂う山や田畑には、柔らかな春らしい雰囲気が満ちてきました。ぼんやりですが左に鳳凰三山、中央に北岳、右に甲斐駒が浮かんでいます。

ザゼンソウです。三分一湧水の公園にザゼンソウが咲いていたのを思い出して寄ってみました。早春の湿地などに生えていますが、ここは何年か前に地元の方たちが植えて増やしているようです。

暗赤褐色の仏炎苞は中の花の保温に役立つとか、花は黄色の楕円体についており肉穂花序と言います。片手で白い紙を広げて中の花を明るくして、なんとかコンテジでも撮れました。

クロッカスもやっと咲いてくれました。掛けておいたカラマツの落ち葉を押しのけ、新芽も伸びています。

カタクリの花芽も膨らんで、暖かな日差しを待ち望んでいます。

長持ちのフクジュソウ、三月の初めから咲いています。雪に何度も埋もれてはまた花開くの繰り返し、寒い中では受粉も儘なりません。パラボラアンテナのような花弁は、太陽の熱を集めて蕊などを温かにし、虫を呼ぶ優れものなのだそうです。