もうすぐ三月だというのに、今日(27日)は全国的に冷えました。アメダスの観測では、大泉町の最低気温-7℃でした。小屋のある私のところは、朝起きて窓越しに外の寒暖計を覗いたら-10℃を指していました。雲も無く良い天気、明日からは下り坂の予報が出ています。寒いからと籠っても居られません、しり込みしそうな自分を叱咤、気合を入れて滑ってきました。近いのと安いのがサンメドウズ清里スキー場、ポイントが溜まっていたので、今日は一日券が1200円、普段より1000円も安いので昼飯代が浮きました。このスキー場、昔は大泉・清里スキー場という名前でしたが、今は大泉の名前が消えてしまいました。

新雪が付いているので、パノラマリフト終点の1900㍍地点にスキーをデポ、賽の河原まで登り赤岳を間近に見てきました。牛首山を経由して赤岳に至る真教寺尾根が、ここから続いています。冬山登山では人気の八ヶ岳ですが、このルートから頂きを目指す人は少ない。ほとんどの登山者が反対側の信州・美濃戸側から入るのは、直下に通年営業の小屋があるからです。

赤岳をアップで捉えてみました、コンテジです。今日の空もウルトラマリンブルー、寒気が入り空気が澄んでいる時の冬山の空です。稜線2700㍍にある赤岳展望荘が見えます、開設していると思いますが、今日は寒いことでしよう。朝の光を受けて、白い頂がまぶしく輝いていました。

賽の河原からは南アルプスの山々が一望できます。左から鳳凰三山、中央に北岳、右に甲斐駒ヶ岳、その右に白く輝くのは仙丈ヶ岳。この景色があるので、滑る時間を割いて今日も山を眺めに来てしまいました。

三ッ頭から続く権現岳、頂きだけがカラマツ林の上に顔を出しています。

富士山も見えたのでアップしました。午後になると西日を受け、富士も浮かび上がるのですが午前中は逆光もあってはっきり撮れません。甲府盆地は、気温が上がっているのでしょうか霞んでいます。