清里駅前が綺麗になったと聞いて、何年振りかで行ってきました。近くの美し森や清泉寮、スキー場には年に何度も通うのですが、駅周辺は閑散としたシャッター街。昔々を思い起こすと、70年代の頃はペンションブームで駅前通りは若者が溢れていたのでした。かっての街の面影は残っていましたが、駅前は整備され見違えるほど綺麗になり、蒸気機関車が展示されていたのにも驚きました。

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C56-149号蒸気機関車です。1938年に製造され1972年に引退、その間31年間を小海線で走り続け、高原の「ポニー号」と呼ばれて親しまれてきたものです。屋根付きの展示場で、整備されたC56は生き返ったかのような勇姿です。

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清里地区周辺整備の一環として、観光客誘致に一役とこの蒸気機関車が選ばれたようです。たかね荘近くの山の中で、朽ち果てた姿を晒していたものを、よくぞここまで修復したものだと感心しています。

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2006年2月8日、「八ヶ岳歩こう会」のスノーシュー行事でここを訪れた時、撮った写真です(2006年2月9日、スノーシューの項でアップしてあります)。サンメドウズスキー場からたかね荘、美し森まで雪の山を下って来たときのもの。スクラップ寸前に見えたこの蒸気機関車が、表舞台に出られるとは思いませんでした。

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2009年春からこの場所でこの車両を整備工事し、7月に清里駅前に運ばれたのだそうです。山の中にあった時はプレート類も無かったので、盗られてしまったかと思っていましたが、別途保管してあったようです。野ざらしのこの姿から、SLブームもあって「ポニー号」が蘇ったのでした。

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おまけ
清里駅の隣は野辺山駅、JRの最高地点は駅近くにあり標高1375㍍。駅前の公園には同じC56蒸気機関車が展示されています。7月21日に撮ったもの、ここに展示された由来は調べませんでした。