今日は久しぶりに4時起きです。天気予報で八ヶ岳周辺は晴れとのこと、待っていた梅雨の晴れです、ツクモグサに逢いに横岳へ登ってきました。八ヶ岳高原ロッジの奥にある登山口を5時30分スタート、杣添尾根を登り9時15分に横岳稜線の中心三叉峰(2825㍍)に着きました。普段より15分の遅れは、途中の2400㍍からの樹林帯に雪があり、アイゼンの着脱に時間を取られたことによるものでした。今回はツクモグサ特集とし、次回にその他の花をアップします。

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ツクモグサ(キンポウゲ科オキナグサ属)が咲きました。本州では白馬とここ横岳周辺にだけ育つ希少種の花、残雪が解けるとすぐに咲くのですが梅雨時になってしまうのが難点です。口をいっぱいに開いたひな鳥のように見えました。

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今日は朝の内は太陽も顔を覗かせ、予報通りに晴れるかと期待したのでしたが、ねばっても雲は取れませんでした。ツクモグサは日差しが無いと、花は開きません。

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雪解け一番に咲く花だけあって、産毛を纏っての寒さ対策は万全です。今日は細長い横岳稜線を少ない花を捜してうろつきました、日が陰って雪もあるので寒く感じた一日でした。

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天気が悪いと、この花のように閉じてしまいます。せっかく登ってきても、固く閉じて開いてくれない花ばかりの時もあるから、また通うようになるのかもしれません。
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ガスの切れ間に、主峰赤岳が顔を見せてくれました。

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横岳主峰の奥の院から硫黄岳へ続く稜線です、三叉峰から撮ったもの。青空は望めそうもないので、この写真を撮って12:30分に登って来たと同じ杣添(そまぞえ)尾根を下りました。八ヶ岳に取りつくには、この尾根を登るのが一番早いと思っています。