5月に入り気温も上がって、山にもようやく花の季節がやってきました。とはいえ、大半は芽が出たばかりですから、花で庭が埋まるのはまだまだ先。今日の大泉町の気温は、アメダスによると最低が10.0℃、最高は22.2℃と汗ばむほどでした。

庭の山野草達も芽出しの季節、深山に咲くサンカヨウやエンレイソウが顔を恐る恐る出してきました。手前にはエンレイソウの子供たち、生まれた年は一枚葉、翌々年に三枚葉となってからも、花を付けるまでにはさらに数年かかるので、育てるには根気がいります。

シラネアオイ、今年は例年より一週間は遅い芽出しです。株も大きくなって、力強さがうかがえ開花が待たれます。

サンカヨウ、大きな蕗のような葉の上に、白い小さな花を咲かせます。芽出しの時にもう蕾の付いているのがよく分かります。

エンレイソウ、子どもたちの芽出しは早いのですが、親の目覚めはゆっくり。しかし、葉が伸びたと思ったら、直ぐに花を付ける山の花らしいスピードはもっています。

ミツバツツジ、我が家のシンボルツリーになろうと頑張って咲きだしました。この淡い紫のツツジの花は、この後に咲いてくるレンゲツツジの強い朱色の花とは対照的な色合い。五月晴れのもとで、一層の爽やかさを感じます。

里では終わったスイセン、山ではこれからが出番です。