神田の大イトザクラを観に行くため、小屋から小淵沢方向の集落へと標高で300㍍ほどを下って行きました、車で10分ぐらいの距離。中央高速のガードを越えた先にある、臨時の駐車場に車を停めました。開花が近いことから交通規制が始まっています、一脚を杖にカメラを持って田圃道を辿りました。遠目に見ても、桜はまだ早いのは分かりましたが、途中でオオイヌフグリの群落を見つけて、年甲斐もなく小躍りしちゃいました。

オオイヌノフグリの大群落を見つけました。日当たりの良い、大イトザクラに近い田圃のあぜ道。コバルトブルーの星を散りばめた、ここだけは別世界の宇宙を作っているようです。パソコン上でこの写真の露出調整をして、明るさを暗く、コントラストを強めにすると夜空の星空・銀河が浮かび上がります。

同じ場所での写真、少し大きめにアップしたものです。コバルトブルーのこの花を見つけると、春の暖かさを実感するようになります。

ダンコウバイ、クスノキ科・クロモジ属。春一番に、雑木林を明るくしてくれます。秋になると大きな葉が、美しく黄葉します。♪庭のサンシュウの木・・・と唄われたサンシュウと同じような花ですが、花の密度はまばらです。

コマクサの芽出し。実物はまだ1㌢に満たない小さな芽、高山植物の芽出しは、寒さの戻りをも考慮していますので、慎重に頭をもたげてきます。

シュンラン、この花が食べられることから乱獲され、自生地は少なくなくなったと聞きました。これは庭に植えられたものです。

ショウジョウバカマ。雪の多い山では、雪が消えると同時に、フキノトウなどと競うようピンクの花を咲かせます。写真の花は庭のもの、低温と乾燥で根性葉は痛みましたが、立派な花を咲かせてくれました。
追記
「なりひら」さんから、先日『朝日新聞』の「天声人語」にオオイヌフグリのことがとりあげられていたよ!とのご指摘がありました。山暮らしゆえ、新聞と縁のない生活ですがインターネットは繋がっています。asahi.comで天声人語を調べたら10日付にありました。自然のまなざしが優しかった歌人・木下利玄に次の作があると、二首が掲載されていました、そこからのまた引です。
「根ざす地の温(ぬく)みを感じ いちはやく空いろ花咲けり みちばた日なたに」
「夕づける風冷えそめぬみちばたの 空いろ小花(おばな)みなみなつぼむ」
「なりひら」さんから、先日『朝日新聞』の「天声人語」にオオイヌフグリのことがとりあげられていたよ!とのご指摘がありました。山暮らしゆえ、新聞と縁のない生活ですがインターネットは繋がっています。asahi.comで天声人語を調べたら10日付にありました。自然のまなざしが優しかった歌人・木下利玄に次の作があると、二首が掲載されていました、そこからのまた引です。
「根ざす地の温(ぬく)みを感じ いちはやく空いろ花咲けり みちばた日なたに」
「夕づける風冷えそめぬみちばたの 空いろ小花(おばな)みなみなつぼむ」