大震災から二週間が経ちました。四月も近いというのに春は名のみ、今日も東北には雪が降っていると。被災された方々には、この寒さは一層堪えることでしょう。お体に気を付けてお過ごしくださることを祈っています。原発の不安は募り、ニュースを見聞きする時間ばかりが増えてしまうこの頃です。

ユスラウメが一輪咲きました。普段なら、桜の咲く頃が話題になるのですが、今年は寒いので例年よりは遅れそうな気配。朝日新聞(25日)の『天声人語』に、川柳欄で「東北の桜それでも春を待ち」との記事があったと。涙色の列島にも季節は巡り、来週あたりには南からソメイヨシノの開花が伝えられるでしょう。横浜でも、蕾は膨らんできました。

ショカッサイが咲いています。ハナダイコン・ムラサキハナナなどの別名があります。これから、土手などの空き地で群生するのが見られるようになるでしょう。横浜郊外の自宅近辺を散策、元気な野の花たちをウオッチングしてきました。

カラスノエンドウです。マメ科らしい花の形で、小さな黒いさや入りの種が出来ます。

ハコベです。ルーペで覗けば、可愛いこの小さな花の形が良く分かります。

ホトケノザ、春の陽だまりで一番に咲きだします。花の形が面白いので、この花が好きになりました。

ナズナ、ペンペン草と言ったほうが分かりやすいかもしれません、花の終わった下の方には、三味線のバチのような形の種が付いていました。

セイヨウタンポポ。花茎は寒さで伸ばせないのに、花を付けています。日本タンポポと違い、この花は一年中花を付け種を飛ばすので増えるのです。

ジンチョウゲが良い香りで咲き出しました。

ユキヤナギ。刈込にも強いので、街路や公園の植え込みでの定番花木となっています。

トサミズキ。最近は庭木として良く植えられるようになりました。

レンギョウ。早春の代表的な花木、輝く黄色が明るい春の訪れを告げてくれます。