八ヶ岳周辺で一番早く紅葉が見頃になってきたのは、標高が2000メートルを超える白駒池。連休中は駐車場に入る為の車で、周辺の道路は大渋滞。3時間も待たされ、引き返す人もいたとのことでした。休日に出掛けて身動きが取れなくなった経験があるので、今年は平日に一足早い紅葉見物に行ってきました。

ドウダンツツジが白駒池の水面を、赤く染めています。

湖岸の一周は、木道が整備されて歩き易いので30分ほど。歩きの途中で、湖岸の紅葉を撮った一枚です。

ダケカンバの黄葉が映えます。

ダケカンバのアップ。この木の皮はすごい火力があり、濡れていてもマッチ一本で黒煙を上げて燃えます。非常時、雪山で火を起こすことがあるとすれば、この木の皮は天の恵みとなります。

白駒池周辺はシラビソなどの針葉樹林に覆われ、北八ッの特徴でもある苔が柔らかさを演出してくれています。

八千穂高原のシラカバ群生地、葉が黄色に染まってきました。白樺の紅葉時期は短く、一週遅れると散ってしまう。良い色のシラカバ林に出会えるのは、無理なおねだりのよう。この日ぐらいで我慢するのが良さそうです。

葉を見なくて、幹だけでもなんとなく絵になります。

シラカバの自然林、過密状態なので木は太れませんが、これも雑木林のような優しさがあります。