相変わらず厳しい残暑が続いています。今日も夏の入道雲は衰えを知らず、モクモクと成長して青空を追いやってしまい、雷鳴も聞こえています。夏も終わりに近い昨日(27日)、富士見に買い物に出たついで、富士見町内の入笠湿原に行き終わりかけの花たちに会ってきました。日なたは暑いものの、この湿原は標高1734㍍と私のところよりも600㍍も高いので日蔭は涼しいのです。

サワギキョウ、庭で咲くのと比べると色が濃い、元気さもさすがに天然ものです。

エゾリンドウが白樺の点在する乾燥した湿原で群生しています。

このリンドウ、他のリンドウのように花弁をそり返すことはしません、花はここまでしか開かないようです。

マルバダケブキ、この花もそろそろおしまい痛んできました。黄色で大型の花ですから、遠くからでも咲いているのがはっきりと分かります。今日はこの花が残っているかな、と期待しながら登って来ました、会えてうれしい花のひとつです。

クサボタンが群生していました、葉に隠れ地味な花ですので、近くに寄らないと咲いているのを見過ごしてしまいそうです。

クサボタンの花をアップで撮りました。

クルマバナが湿原に群生していました。名前の通りに、花を数段にわたって輪生状に付けます。

クルマバナのアップ、唇形の花の形が良くできていると、妙なところでいつも感心しています。

ゴマナ、若芽は食用になるとのことですが、まだ食べたことはありません。人の背丈ほどに大きくなりますが、花は野菊と同じ程の大きさです。

ヤナギラン、花も終わりに近い。下の方には種が弾けて、もう綿毛ものぞいていました。

アカバナ、私のブログで初登場の花、小さいので見落としていたのです。マツヨイグサと同じアカバナ科、湿地に生えます。