連休中は良い天気が続きましたが、今日は久しぶりの雨降り、庭の育ち盛りの草花たちもたっぷりの水を得て嬉しそうです。人も去って、山も本来の静けさを取り戻してきました。カラマツも葉を伸ばして、日ごとに緑を濃くしています。

深山で育つシラネアオイ、サンカヨウ、エンレイソウが元気です。写真中央のサンカヨウ、芽出したばかりに真冬並みの寒波に遭い、花芽が痛めつけられたのかまだ咲きません。

シラネアオイは沢山花を付けてくれました。我が家の庭に来て5年目、この地の環境に適応してくれたようです。薄紫の花は、いかにも日本的な優しい色合いです。

白花のエンレイソウは、周りで子供が沢山育っています。一年目は細い一枚葉、三年目に小さいながらも親と同じ三枚葉になります。この子らが花を咲かせるには七年程かかるので、のんびりと長生きして待たねばなりません。

オオイワカガミ。常緑で厚く艶のある葉なのですが、今年は寒さと乾燥で無残な姿になりました。新しい葉が伸びてきましたので、本来の光沢のある葉に入れ替わってくれるでしょう。

ヤマザクラ、新緑の中でひっそりと咲いています。ソメイヨシノや今咲いている八重桜のような派手さはありませんが、玄人好みの桜だと思います。

ミツバオウレン、花茎をすっと伸ばし小さな花を咲かせ、忘れていたオウレンの存在を教えてくれます。

ヒトリシズカ、花を包んでいる葉は、花が開く頃には四枚の姿に。アジサイの下で増えもせずに、名前の通りに静かに生きています。