昨日(27日)、甲斐駒ケ岳の初冠雪が甲府気象台から発表されました。今日は爽やかな秋空が、朝から広がっていました。朝飯前に、小屋の近くの展望の丘に登り、雪を頂いた南アルプスの山並みを眺めてきました。

右の甲斐駒ケ岳の冠雪はほんの少しだけですが、左の北岳はすごい、もう真っ白です。
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昨日、台風一過の日本晴れを期待して編笠山(2524㍍)に登りました。山麓は晴れていましたが、2000㍍から上はガスが取れません。登山口の観音平に下山して振り返ると、左の編笠山、中央の権現岳に懸かる雲はなくなりました。

登りだして一時間(7:30分)、雲海から富士山を撮りました。この時間を最後に、富士山は雲の中に頭を隠してしまいました。

青年小屋から巻き道を通って、直登した分岐の押手川へ戻る途中、北八ッの林間を思わせる苔むす樹林が続いていました。

編笠山からの下りは、写真の賽の河原のように累々と続く巨岩を渡るのがルート。権現岳に向かう鞍部に建つ青年小屋、寒いので飛び込んだこの小屋の中から撮ったもの、右の信州側からの強いガスの流れは止む気配はありません。

編笠山山頂9:30分到着、強風と雪が舞う山頂に長く留まっても、360度の展望を期待するのは無理と、青年小屋側に下山しました。右手に掲げたのは、山頂看板に付いていた氷の塊です。

青年小屋前の私です。寒いのでうどんを食べたのですが、お土産にほうとう(山梨名物のうどん)を頂きました。ほうとう祭りをした残りものとか、この夜はカボチャなどを入れておいしく頂きました。

青年小屋に飾ってあった写真を撮らせていただきました、皇太子殿下と小屋のスタッフたちとが一緒に写っている写真。普段は小屋番が1~2人いるだけだと思いますが、この日は全員集合したようです。皇太子殿下が八ヶ岳を登って、青年小屋に一泊されたのは知っていました、小屋脇に真新しいトイレが作られていたのも見ていたのですが、この小屋の中に入ったのはこの日が初めてでした。