高原を吹く風にも、少し秋の涼しさを感じる頃となりました。霧ヶ峰・車山周辺を炎天下に歩くのは堪えますので、盆明けを待って行ってきました。花の数はめっきり少なくなりましたが、高原にはマツムシソウやアキノキリンソウなどの秋の花が咲き始めました。

八島ヶ原湿原から物見岩を経て車山山麓を、カミサンらとのんびりと散策です。高原を染めたレンゲツツジ、ニッコウキスゲの咲くころと比べると華やかさはありませんが、ヨツバヒヨドリが色づき、足元にはマツムシソウも咲きだし初秋の風情を醸し出しています。
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ヤナギラン、花の盛りは過ぎていましたが、この株は良い花を残していました。

ヨツバヒヨドリ、この季節は霧ヶ峰周辺で一番多くみられます。葉が四枚輪生するので見分けることが出来ますが、花はサワヒヨドリやヒヨドリバナと同じようです。

イブキボウフウ、セリ科の多年草、伊吹と名のつく高山植物は不思議と多いです。

マルバダケブキ、大型の黄花ですから目立つ存在です。花びらが傷みやすいのですが、この花は綺麗です。

アサギマダラとヒヨドリバナ。このチョウはヒヨドリバナが好きなよう、南の島から旅をしてきたこの蝶、秋になると南の島を目指し大飛行をします。