20日は前日に続いての晴天です、この機を逃してなるものか、チャンス到来とばかり横岳に登って、ツクモグサを観に行ってきました。野辺山から八ヶ岳高原ロッジ・別荘地の奥にある登山口へ、出発は5時30分です。杣添尾根を登るのが横岳に至る最短ルートのように思えて、一つ覚えで使っています。駐車場から横岳の稜線・三叉峰(2825㍍)まで、3時間30分~40分ほどですから、時間も計算できて単独行でも不安はありません。
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横岳の稜線では、八ヶ岳キバナシャクナゲが出迎えてくれました。クリーム色のこのシャクナゲに出会えるのは、梅雨時に登る人だけです。背景の山は、横岳主峰の奥の院(2829㍍)から硫黄岳への尾根。一ヶ月もすれば、この稜線を歩く人の列が絶えない賑わいを見せます。
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赤岳(2899㍍)の背後に、南アルプスの左から北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳が顔を見せてくれました。

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三叉峰までもう一息の這松帯に入ると、主峰の赤岳や雲の上に浮かぶ富士山などの眺望が、疲れを忘れさせてくれます。赤岳をアップで写してみました、山頂の小屋や鞍部の展望荘が近くに見えます。

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標高が2500㍍を超えると、登山道にも雪が残っています。下から山を見上げると、雪は殆ど無いように見えましたが、日陰には大きな雪渓となって残っていました。ダケカンバ林の背景の頂きは、横岳から硫黄岳に続く稜線です。

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富士山は雲の上です、手前の尾根は赤岳から伸びる県界尾根、もう一本が真教寺尾根で両ルートとも清里に下ります。

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茅野側から湧き上がるガスのなかに、岩ヒバリでしょうか写っていました。背景の山は中央アルプスの山脈です。

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雪の残る北アルプスの穂高や槍も見えました。気持ちの良い横岳主峰へ続く稜線です。

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横岳はいくつものピークがあり、その中心に三叉峰は位置しています。杣添(そまぞえ)尾根を私は登ってきました。赤岳に近い日ノ岳付近から横岳主峰の奥の院近くを彷徨いて、ツクモグサやオヤマノエンドウなどを撮って歩きのんびり食事。三叉峰に着いたのは9:05分、12:00には下山ですから3時間ほどの滞在、16:00には自宅に戻りました。

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眼下に広がるのは川上村のレタス畑、野菜に泥が付かないよう、畑をマルチングしたのが光っているのだろうと思います。背景の山は、金峰山など奥秩父の山々、小海線がこの高原を走っています。私もこのレタス畑を横切って右に走り、大泉町に帰りました。
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赤岳を背にした、ご満悦の私めです。梅雨時にこんな良い天気が二日も続くことは、滅多にありません。明日からは山で撮った花の写真をアップいたします。