秋も深くなって、枯れ葉の舞散る季節となりました。小屋の周りの木々も色づいて明るくなり、冬支度前のしばしの安らぎを与えてくれます。八ヶ岳周辺の山麓は、カラマツが多いので紅葉の色彩は乏しい。しかし黄から茶色へ変わりゆく山肌は、派手さはないが重厚に感じられます。風で散るカラマツの葉を浴びながら、一泊二日で八ヶ岳を一回りしてきました。

白樺湖から女神湖を周り、蓼科に戻るビーナスラインから眺めた八ヶ岳です。山麓はカラマツの紅葉が盛りです。右から西岳、編笠岳、権現岳、阿弥陀岳、赤岳へと連なります。
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翌日はメルヘン街道(国道299号線)を麦草峠に向かう。途中の横谷観音で一休み、渓谷の大滝周りの紅葉は終わっていましたが、遠く穂高の冠雪を望むことが出来ました。さすがに北アルプスは雪が多いようです。

木曽駒ヶ岳を盟主とした中央アルプスの山脈

甲斐駒ヶ岳を真ん中に、左に北岳、右に仙丈ヶ岳の南アルプスの山々

紅葉が見頃のカラマツをアップで写してみました。

麦草峠を越えて、八千穂高原を下る途中のカラマツ林。光の当たり具合で、カラマツ林の美しさは時間と共に変化します。

八千穂高原・国道沿いのシラカバ自然林、青空に白い幹が光っているので停まって、また撮ってしまいました。葉はすでに落ちてしまいましたが、白い梢の広がりには何時も圧倒されてしまいます。

御座山(おぐらやま・2112㍍)、長野県南佐久のランドマークともいえる山です。埼玉や群馬県の上野村に隣接、御巣鷹山も近い。昼を食べた食堂で、北相木村の三滝のポスターを見て小海から10㎞もの山奥まで行ったのでしたが、雨が少ないので滝は絵になりませんでした。というわけで、登山口のあった御座山を写真に撮って帰ってきました、堂々とした山容のこの山もカラマツが多いようです。