9月1日、入笠山に行ってきました。前日の車山に続いての軽い登山、車で登ってしまうので、駐車場から一時間もかからないで山頂に着いてしまう手軽さです。晴れてはいるのですが、周りの八ヶ岳や甲斐駒、中央アルプスは一日中雲の中で頂を眺めることは出来ませんでした。

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コオニユリ(小鬼百合)の群生です。登山口のマナスル山荘近くの草原、ここだけは燃えるような赤色に染まり別世界のようです。写真をクリックすると大きくして観ることが出来ます

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サラシナショウマ(晒菜升麻)です。昨日の八島ヶ原や車山でも咲いていましたが、このような群生ではありません。コオニユリの赤を圧倒する大型の白いブラシ状の花は見事です。

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クサレダマ(草連玉)、草原の湿った場所や湿原に生えています。黄色の小花を咲かせるサクラソウ科の花、和名はクサレダマ=腐れ玉を連想してしまい可哀想です。

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トモエシオガマ(巴塩竃)、花が枝の先端に集まって巴形に咲いています。車山周辺でも咲いていましたが、この花のような見事な巴にはなっていません。山頂から少しくだった斜面で咲いていました。

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ハナイカリ(花碇)、春に咲くイカリソウと比べると、草と同じ様な花色は地味です。登山口から山頂までの道端に沢山咲いていました。

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サワギキョウ(沢桔梗)です。入笠湿原で直立して群生、濃い紫色の花を咲かせていました。

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アケボノソウ(曙草)、リンドウ科のセンブリ属ということで花もセンブリに似ています。しかし近くで観ると、花びらに細かな斑点などの模様があり、茎も50~80㌢と高い。湿原周辺で咲いていました。

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エゾリンドウ(蝦夷竜胆)、この花も湿原で咲いていました。エゾの名前が付いていますが本州にも分布しています。普通の山野に咲くリンドウは、花冠(花びら)がそるように開きますが、本種は開いてもそることは無いようです。