「平山郁夫シルクロード美術館」の新館が7月にオープンしました。JR甲斐小泉駅前にあるので、山荘の行き来には何時も側を通りますが、新館増築が完成し広くなってからはまだ入館していません。12月15日まで「平山郁夫と大いなるシルクロード」北京発、パリ経由の新作展・・・凱旋帰国展が開かれ、夏休みということもあって賑わっているようです。

小海線の列車内からも望める開けた芝生の庭には、ラクダの像が置かれています。美術館前の道路は通っても上の駅にはご無沙汰でしたので、地元にいてもラクダは知りませんでした。ここは館の二階部分です。写真をクリックすると大きくなります

甲斐小泉駅は無人駅、背後には八ヶ岳の編笠山などが連なります。同じ長坂町に国蝶のオオムラサキセンターがあるので、駅舎はその羽を図案化したようです。この駅の標高は1044㍍と、全JRのなかで第6位の高さにあります。1位はよく知られている野辺山駅(1345㍍)で、8位までを小海線が占めています。高いところを走っているのだというのを普段は実感しませんが、改めて高さを調べてみると驚きます。私の小屋は、この甲斐小泉駅から標高で100㍍ほど山側に登っていったところ。毎日が高地トレーニングをしているようなものです。

昨年から走り出したハイブリッド列車が、小淵沢駅に向かって坂を下って行きました。動き出しは電気のモーターですから、音も静かです。清里に遊びに行ったカミサンら迎えに、久しぶりに駅にやって来ました。夏の間はこのハイブリッド列車が、小淵沢~野辺山駅間に臨時列車として運転されているようです。