昨日(30日)、霧ヶ峰の車山高原から八島ヶ原湿原を歩いてきました。車山肩に着いたのは11時、遅かったのが幸いしてか帰る人がいて、駐車できました。10日前の連休頃はニッコウキスゲも満開で、ビーナスラインも混雑して駐車もままならなかったはず。時期を遅らせて来たのですが、人や車が少ないのには驚きです。景気の減速とガソリンの高騰で、近場で夏休みを過ごす人が増えているのかも知れません。
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ニッコウキスゲ(日光黄菅・ユリ科)がまだ咲いていました。車山山頂の気象レーダードームが見えます、頂に雲を乗せているのは蓼科山です。
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ニッコウキスゲの別名は禅庭花、山全体が黄色に染まるピークは過ぎてしまいましたが、車山肩の登山口から尾根筋にかけて残っていました。

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5時間後の16時、車山肩に戻ってきました。沢渡から八島ヶ原湿原を一回りし、御射山~強清水への分岐から、ゴマ石山を通る初めてのルート。径はハッキリしているのですが遠回りなので、ほとんど人に会いませんでした。

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ゴマ石山から車山肩へ戻る途中、振り返ると八島ヶ原湿原の全景が見えます。鷲ヶ峰は見えていますが、美ヶ原は霞んでいます。この日は八ヶ岳や南アルプスの山脈も、頂は全て雲の中でした。

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シシウド(猪独活・セリ科)、高原の夏に欠かせない大形の花、遠くからでも大きいので一際目立ちます。背景の蓼科山に架かった雲も取れません。

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シシウドの群生、花には小さい虫たちが蜜を求め群れています。

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ヨツバヒヨドリ(四葉鵯・キク科)が一番に咲いています。

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ヤナギラン(柳蘭・アカバナ科)は高原の夏を彩る、代表的な花といえます。

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遠くに見えるのは車山、赤とんぼが花の先に止まっています、八島ヶ原湿原の周回路で出会ったヤナギラン。

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シモツケソウより大型なので、オニが頭に付けられました。一本ごとに観ると白花で咲く前は薄いピンク、小さいながら花もしっかりしています。

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オニシモツケ(鬼下野・バラ科)が湿原を彩り咲いています。薄いピンクのモヤモヤとした感じの大きな群生が、何カ所かで観られました。

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アカバナシモツケソウ(赤花下野草・バラ科)の赤は、燃えるようで目立ちます。シモツケソウの赤色が強くなった花なのでしょう。