今朝は濃い霧が出ていましたが、10時過ぎてからお日様が顔を出してくれました。大気の状態が不安定で、山間部では雷を伴う俄雨がやって来る、との予報が出ています。昨日20日に梅雨が明けたと聞いて、早起きして八ヶ岳の横岳に日帰り登山をしてきました。八ヶ岳に登るには、西の茅野市側からと東の清里などから入るのが一般的ですが、私は東斜面の尾根一つ北側の杣添(そまぞえ)尾根を登りました。

7:20 野辺山の先、海ノ口別荘地の最高点1750m?地点に登山口があります。出発は3時50分、満月が残っていましたが林の中はライトなしでは歩けません。夏の山登りは、気温が上がる前に高度を稼いでおくのが私の登り方。カモシカ登山などと言って、夜中に登って昼間は涼しいところで昼寝する習慣が、まだ残っています。這松帯に入って主峰の赤岳が出迎えてくれました。青空ものぞき、期待できそうな天気のようです、2700mを越えた地点での一枚目。写真をクリックすると大きくして観ることが出来ます

7:40 三叉峰(さんじゃみね・2825m)に登りつくと、そこは八ヶ岳の主脈稜線。夏休みと連休が重なって、なんと人が多いことでしょう。私のような日帰りは少数派、今日の小屋泊まりはすし詰めだろうなと心配をしてしまいました。背景に見えるのは、横岳主峰の奥の院から硫黄岳への縦走路、この時間はまだ山も見えていました。

8:00 三叉峰から赤岳方向に少し歩いた稜線で、茅野側は岩峰が連なるガレ場の横岳ですが、反対の東側は這松やシャクナゲの咲く柔らかな斜面と対照的です。

8:33 赤岳展望荘を眼下に望む二十三夜峰近くで朝食休憩。半袖短パンで登ってきましたが、ガスが出て寒い。長袖シャツにヤッケを被って丁度良い涼しさでした。横岳の岩場を撮りました、大同心の岩峰?らしきものが少し見えます。

8:36 赤岳の頂上にまといつくガスは、粘って待ちましたが中々取れません。中岳から右に続く阿弥陀岳への稜線は、良く見えていました。

9:04 日ノ岳に戻るクサリ場、ガスが濃くなってきました。この日はハシゴやクサリ場では上り下りの登山者が輻輳し、待たされることも度々でした。

10:38 三叉峰に荷物を置いて、奥の院近くまで出かけましたが、カニの横ばいと言われる岩場もクサリ場で順番待ち。山も良く見えないので元気が出ません、コマクサの群生する硫黄岳近くで写真を撮り帰る予定は、近場でのコマクサを撮影して諦めました。三叉峰に戻って、赤岳のガスが取れるのを待ち、阿弥陀岳を撮りました。手前の白花はチョウノスケソウ、まだ残っていました。

11:00 これ以上待っていてもガスは取れそうにありません、赤岳は頭を隠してしまいました、この写真を最後に下山しました。黄花はミヤマダイコンソウ、この時季一番の盛りと咲いていました、この草は紅葉すると真っ赤になり見事です。登山口の駐車場には14時20分、帰路に雨に降られましたが小泉の小屋に戻ったのは15時30分でした。横岳を北に南に行ったり来たりして、花の写真はたくさん撮りましたので、後ほど整理が済んだらアップ致します。文章の前の数字はデジカメに残っていた時間、参考のために記してみました。