
クサノオウ(草の王・ケシ科、別名瘡の王)が咲いています。標高1000㍍を越えた八ヶ岳の山麓で20日に撮ったものです。別名の瘡(くさ・湿疹)の王は、皮膚病や丹毒に効く薬草なので付けられた名前、道端や草地などいたるところで見かける生命力の強い植物、有毒です。写真はクリックすると大きくなります

クサノオウのアップ、雌しべは緑色で、すでにマメ科の鞘のようになっています。

アヤメが咲きました。標高1100㍍の八ヶ岳山麓にある小屋の庭で、20日に写したものです。南アルプスの櫛形山にある標高1900㍍近いアヤメ平は、東洋一と言われた三千万本のアヤメの大群落がありました。しかし、このアヤメが消えてしまったのです、鹿に食べ尽くされてしまったようです。山梨県は漸く調査を始めたようですが、ニッコウキスゲが霧ヶ峰や車山で鹿に食べられた後を、先日も見てきました、高山植物の多くが危機的状況に陥っています。

小屋近くの野原で咲いているアヤメです。自然の中ではススキなど、他の草に負けない強さを持っています。

ジキタリス(ゴマノハグサ科)は園芸種の二年草、繁殖力が強く寒冷にも適応して勝手に増えています。背も高く葉も大きいので、狭い庭では何株も育てられません。実生から育つなかで、色の違いも出てきました。

シラン(紫蘭・ラン科)が咲きました。山に移植して三年目、やっと花を付けてくれました。

白花のシランです。名前はシロラン!が良いのかも知れません。