活発な前線の影響で横浜の今日は、朝から強い雨です。関東甲信は、今週末までぐずついた天気が続く予報で、関東の梅雨入りも近そうです。久しぶりに八ヶ岳山麓から戻り、昨日(28日)近くの円海山(153㍍)まで散歩の足を伸ばし、初夏の草花たちをウオッチングしてきました。


スイカズラ(吸い葛・別名は金銀花)が、あちこちで今を盛りと咲いていました、初夏の花です。白い花が黄色に変わるというこの花、花を採って口にくわえれば名前の通りに甘く、花の近くに寄ればよい香りがします。

ハコネウツギ(箱根空木・スイカズラ科)は、箱根の名前が付いていますが、箱根では低地に少し生えているだけのようです。元々は観賞用に植えられたものが、横浜近郊の山野では自然に増えているようです。


目線を下に落とすとユキノシタ(雪の下・ユキノシタ科)が花を咲かせていました、常緑の草本で湿り気の多い半日陰を好みます。山の宿では、葉の天ぷらが出されることもあります。花びらの形の非対称さが面白い。

ドクダミ、独特の匂いがあり嫌われますが、万能の民間治療薬としてユキノシタ以上の働きをします。八ヶ岳の庭には八重のドクダミを植えてありますが、花の咲くのはまだまだ先です。

半日陰の林道脇にトキワツユクサが咲いていました。ツユクサのような葉っぱに花びら三枚、ネットで検索しやっと名前を知ることが出来ました。観賞用として昭和初期に南アメリカからきた帰化植物が野生化したものとか。以前はあまり目立ちませんでしたが、今は大きな群落を作り、先住していたドクダミは消えそうです。

ニワセキショウ(庭石菖・アヤメ科)、北米原産の多年草、鑑賞用として入ってきたものが野生化したもの。前掲のトキワツユクサやハルジオン・ヒメジョオンと同じ帰化植物で繁殖力が強く、日本の野山は彼らに制覇されてしまいそうです。

ジャガイモの花、赤い花は赤ジャガ。畑で咲いていました。

花としても十分鑑賞に堪えられそうです。