関東の東海沿岸では、昨日から強風雨が吹き荒れたようです。残っていた桜も風に飛ばされ、葉桜の季節に衣替えとなったのでしょう。八ヶ岳山麓にも久しぶりの雨が降りました、芽出しを迎えた植物達にとっては恵みの雨です。山麓の下の方では、桜が見頃となっています。桜を追いかけて4時に起床したのも久しぶり、朝の日の出の頃は気温も低く背景の山もよく見えるからでした。

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5:59 4月4日に訪れたのは韮崎市の「わに塚のサクラ」。田圃の真ん中に一本だけ咲くこのサクラ、樹齢は300年ほどのエドヒガンザクラです。前日の昼頃に訪れたときは、良い天気で気温も上がり背景の八ヶ岳は薄ボンヤリと霞んでしまいました。朝早く来なければ駄目だ、ということで翌日の再訪となったわけです。写真をクリックすると大きな画面で観ることが出来ます
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5:32 八ヶ岳に朝日が当たり出しました、今日の山は赤く染まりません。
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5:56 八ヶ岳の主峰赤岳バックに、桜の枝を入れたアップで撮ってみました。
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6:17 最前列中央で私も頑張っていたのですが、帰り支度をしながら後ろに退却しました。5時少しすぎにここに着いたのですが、すでに第一列には30人ほどが三脚を建てての陣取りです。前列中程に少しのスペースを見つけ、頭を下げて入れて貰いました。私も早起きしたつもりでしたが、サクラ追っかけをしている皆さんの早いのには驚きです。
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前日の昼近くに撮ったもの、八ヶ岳は霞の中です。昼間はサクラの近くにも沢山の花見の人が来ていました。人を入れないで撮るのは殆ど不可能です。朝早くにサクラの回りでうろうろしていると、「邪魔だ!」などと大声が浴びせられるのです。
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「わに塚のさくら」の根元回りに立てられた看板、朝はこんな写真を撮っていようものなら罵声を受ける筈です。
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7:02 帰り道で「山高神代桜」の様子を見てきました。北杜市の観光課に電話したところ5分咲きと聞いていたのでしたが、神代桜だけは7~8分の咲きようでした。実相寺境内からは、朝早いこともあって甲斐駒もバッチリです。人も殆どいません、昼間だと観光バスも入るので人だらけになってしまいます。早朝なので有料の駐車場も管理人がいません、500円が助かりました。
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7:06全国に名高いサクラの名木「神代桜」。エドヒガンザクラで根回り13㍍、樹高9.1㍍はさすがに堂々としています。推定樹齢2000年とか、だいぶ枯れかかっていますが、地元の方々の保存活動で今年も良い花をみせてくれました。