昨日から今日は、全国的に4月中旬頃の陽気となりました。春本番という声に背中を押され、13日から八ヶ岳山麓に行ってきました。陽当たりの悪い北側や屋根に雪が残っていましたが、気温の上昇で小屋の回りは解けてしまいました。各地から桜の開花が伝えられていますが、しかし山にはまだ沢山雪が残っています。雪山で遊ぶのは最後と、晴れれば近場の山を歩き回ってきました。

15日、良い天気に誘われ、清里スキー場に今季最後の滑りに行ってきました。雪は春のゲレンデですから重く、最後の滑りとしては不満の残るものでした。しかし雲ひとつ無い青空、スキーを脱いで周りの山を撮って楽しんできました。赤岳山頂をアップで写してみました。スキーを置いて賽の河原まで登って撮ったものです。人が入ってないので、吹きだまりでは膝まで潜るほどの積雪でした。赤岳の頂上小屋が見えます。小屋ヶ岳と揶揄されるほど小屋の多い八ヶ岳、山頂に小屋を建てるのを許可する行政の無神経さには呆れます。写真をクリックすると大きな画面で見ることが出来ます

八ヶ岳高原大橋からの八ヶ岳の眺めたものです。足下の川俣川沿いの雪は、ほとんど見えなくなりました。山麓に白く残っているのは県営牧場、ここに牛が放されるのは草の生える5月頃でしょう。

17日、蓼科高原の車山に出かけました。この日はスノーシュウでの山歩き、今年は雪が多く、スノーシュー無しではまだ雪山は歩けません。気温が上がったのと黄砂の影響からか、靄が懸かっていました。この日の車山に登山者はいません。山頂の独り占めは、なんとも勿体ないようでした。山頂から眺めた八ヶ岳です。写真左の蓼科山が、近いので大きく写っています。

丸いレーダードームのある車山の山頂、左の山は蓼科山です。湿原の高山植物は、深い雪の布団をかぶって春を待っています。雪の下はカチカチに凍らないので、植物達には雪はありがたいのです。

22日、入笠山に登りました。翌日には横浜に帰るので、頑張って早起きし一番のゴンドラに乗って山頂を目指しました。快晴の山頂からの展望は360度、遮るものはありません。八ヶ岳を初めとして南アルプス、中央、白い屏風の北アルプスの山々。写真を沢山撮りましたので、順次アップしていきます。入笠山から八ヶ岳を眺めたものです、同じ八ヶ岳ですが山梨側から観るのと長野県側からでは趣がだいぶ異なります。

15日に、いつもの撮影ポイント甲斐小泉駅近くから、甲斐駒ヶ岳と左の北岳を撮りました。甲斐駒の左肩に盛り上がる摩利支天(マリシテン)、ここには摩利支天信仰の像や刀剣等が奉じられています。甲斐駒ヶ岳は前面に遮る山がないので、中央線の車窓からも眺めることが出来、多くの方に親しまれている山といえます。

22日、入笠山から甲斐駒ヶ岳、鋸岳、間ノ岳、右端の仙丈ヶ岳を撮ったものです。
