「♪ もういくつねるとお正月 お正月にはタコあげて コマを回して遊びましょう」と唄われたお正月の子供の遊びも、すっかり様変わりしてしまいました。ところで、年末年始の天気は大荒れの予報が出ています。北海道や日本海側は大雪、横浜などの関東は冬晴れが続くとのこと。雪山で新年を迎えようと、大勢の登山者が今年も山に入っているようですが、新雪がドカッと降っての雪崩が心配です。

イメージ 1
「寒菊や 粉糠のかかる 臼の端」 「寒菊や 甘酒つくる 窓の前」 芭蕉
臼といえば餅を連想して、餅つきで粉糠?は変だなーとずっと思っていました。臼と杵でお米を搗いてたんですね、江戸時代は。そうと分かったら、なぜかホッとしました。寒菊を見るたびに、この句を想い出します。
イメージ 2
カンギク、冬に咲く菊の総称、今はいろいろな色の寒菊の苗が売られています。
イメージ 3
プリムラ・マラコイデス(西洋サクラソウ)が咲き始めました。八ヶ岳山麓で実生から育てた株、冬を山では越せないので横浜に持ち帰りました。寒いところから暖かなところに持って来たので、春と勘違いしたのでしょう花芽をぐんぐん伸ばし、正月前だというのに咲き出しました。
イメージ 4
ニホンスイセン(日本スイセン・ヒガンバナ科)が咲きました。ここ数年、暮れの内に咲き出すのに驚かなくなりました、暖冬があたりまえになってきたのです。
イメージ 5
八ヶ岳山麓のスイセンやニホンサクラソウは、凍てついた大地の中、4月まで冬眠しています。
イメージ 6
ソシンロウバイ(素心蝋梅・ロウバイ科)。1~2月に他の花に先駆けて咲くため、庭木としても人気があるようです。散歩の途中、この樹が植えられている公園に立ち寄ってみたら、紅葉した葉が落ちきってないのによい香りを漂わせ、咲き始めていました。
イメージ 7
オニノゲシ(鬼野芥子・キク科)が咲いています。暖地では陽溜まりの中で、ほぼ周年咲いているようです。葉には触れば痛そうな棘があり、花はタンポポに似ています。何とも恐ろしげな名前が付けられてたものです。