12月になると、小屋の周辺の山は静かになりました。10日の朝は大泉で氷点下4.6度ということですから、200㍍ほど上った山中の私のところはもう少し冷えたと思います。こんな寒い中で山に来るのは、余程の山好きか変わり者。自分で言うのもなんですが、暇人に違いありません。厳しい冬を承知で、定住されている方やリタイアしたら定住したいという方がいます。私なんかは山暮らしが飽きたら、横浜に帰ってしまうのですから、まだまだ仙人にはなりきれません。

一ヶ月前に作った干し柿が、もうすぐ出来上がりそうです。しばらく留守にして柿モミをしていなかったので、取り込むのを先延ばしにして柔らかくなった柿を揉んでいます。

カラマツがすっかり葉を落とし寂しくなりました。梢が葉を落とすと、小屋から甲斐駒ヶ岳や北岳の白い姿を木々の間から見ることが出来ます。冬だけのささやかな楽しみです。

ブルーベリーが紅葉していました。他の木々が葉を落とし、枯れ葉に埋まった庭で頑張っています。

レンゲツツジの花芽です。この一つの花芽から、5~6個の朱色の花を咲かせるのですから不思議です。

洋種のフウロソウです。園芸種ですが八ヶ岳の気候にも順応し長生きしています。

オオイワカガミ、艶やかな赤茶けた葉を落とさずに、厳しい冬を乗り切ります。

イワウチハ、落ち葉の下でイワカガミと同じように冬越しをします。

マツムシソウ、この根生葉は雪が来ても枯れません。このくらいの株になれば、来年は花を付けてくれるでしょう。

ウツボグサ、地のものですので寒さなどには負けません、元気で春まで葉を保ちます。