濃い霧と雨も昼過ぎには上がり、薄日も漏れて蝉も鳴き出しました。気温は20度と半袖では少し肌寒い感じです。夏休みももうすぐ終わり、山にもやっと本来の静けさが戻って来ることでしょう。爽やかな風が吹く季節、秋を見つけに近くの観音平に登る途中の、大平県有林造林地に29日に行ってきました。春には何度も、ワラビ採りに通ったところです。
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カラマツの苗木が植えられている造林地の真ん中に、遠くからも分かる黄色の花が咲いていました、マルバダケブキです。何処から種が飛んできたのでしょう、東京ドームが何個も入るような広い場所に、たった一株だけが咲いていました。伸びた笹や草を踏みながら、近くに行くまで難儀しましたが、素晴らしい花に巡り会えて来た甲斐がありました。回りの南アや八ヶ岳が背景に撮れたら、申し分なかったのでそれが残念でした。クリックすると大きな画面で見られます
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キバナアキギリ、初めて観た花です。
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ハナイカリ、リンドウ科の二年草だと思います。似たイカリソウと比べると地味で、花が咲いていても目立ちません。
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オミナエシ、他の草と共存しながら咲いているので、株も庭などにあるより小さいのですが色はやはり自然のものが勝ります。
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フジバカマと思ったら葉に切れ込みがありません、サワヒヨドリのようです。モヤモヤとしている花の形はシモツケソウなどにも似ています。

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ゴマナ、人の背丈ほどもある大形の花、若芽は柔らかでお浸しなどでも食べられます。
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シラヤマギク、ススキの中などでは大きくなれませんが、庭に植えると大きくなって存在感のある花です。
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ナンブアザミ、葉の大げさなわりに花は目立ちません。
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ススキが穂を出し始めて、高原の秋を感じさせます。

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タチフウロ、この地ではそう呼んでいるようですが、ハクサンフウロとの見分けがつきません。
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サイヨウシャジン?ツリガネニンジンより葉が細いように感じました、花だけでは見分けが難しい花のようです。
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タケニグサ、名前の通りで、竹のように草丈を伸ばします。