暖かな日が続くようになり、周囲の山の雪も大分少なくなってきました。雪が残っているうちに山の写真を撮りに、近くの編笠山(2524㍍)に登ってきました。2000㍍を越えた登山道の一部には、まだ雪が残ってアイスバーンになっているところがあります。安全のためにもアイゼンを何度か履いたり外したりを、やっかいがらずに繰り返しの登山でした。

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山頂は石ばかりで木もないので、日当たりも良く雪はありませんが、権現岳に向かう沢筋の登山道には雪も多くのこっています。中央が主峰の赤岳、右は権現岳、赤岳の左奥に横岳、その左の阿弥陀岳などが見飽きない姿で迫ります。
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北岳、甲斐駒ヶ岳、雪が一番多い仙丈ヶ岳など南アルプスの山々は、いつ見てもよい山です。大きい画面をパノラマのようにカットしてみました。クリックすると元画面が見られます。
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中央アルプス、独特の形をした木曽の御岳も望めました。
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霞んではいましたが、雪のお陰で北アルプスの山も、あれが穂高、右奥には双耳鋒の鹿島槍を確認できました。
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遠くから私も忘れないでくれと、四方の山を見下ろすのは盟主の富士山。
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甲斐駒をバックに、証拠物件の記念写真はいつものポーズです。

この日は土曜日とあって、登山者は多かったようです。観音平から往復で4時間半は平均以上の快足だといえるでしょうか。帰りにはいつものお節介で、赤岳から縦走し下山路で私と一緒になった青年一人を拾い、小淵沢駅に送ってきました。昔、私もこの青年のように元気があった頃に八ヶ岳を縦走したのでしたが、八ヶ岳の裾野の長いだらだら下りに草臥れたのを思い出したからでした。寄り道をしても山荘に帰ったのは2時半、シャワーを浴びさっぱりとして、登山の余韻に浸りながらデジカメで撮った写真を眺めていました。