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昨日、編笠山(標高2524㍍)に登りました。横浜に帰る前にそして雪が本格的に降る前に、今年最後になるだろう山登りに編笠山を選んだのは、八ヶ岳の山の中で一番近くて登りやすい山だったからです。編笠山は名前の通り、編み笠を伏せたような形で遠くからでもその姿を確認できます(左端の山)。
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天気予報は晴れ、午前中に寒冷前線が通過しているとかで季節風が強く吹いている。
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普段通りに起床、朝食。テルモス(ポット)に蜂蜜を入れたコーヒーを満タンにして出発したのは7時半、観音平に着いたのは20分後、靴を履き替えてスタートしたのは8時少し前でした。押手川(今は水が流れていない)には、山梨の森林百選に編笠山の原生林が入っている案内板がありました。コメツガ、トウヒ、ダケカンバの巨木などの自然林が残っているのは嬉しい。
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頂上までは、標準で2時間40分、標高差1000㍍の登りです。2000㍍近くからは積雪がみられましたが、うっすらと積もった程度で一安心。
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最後の一時間は傾斜も増し、急登が続きます。雪化粧したハイマツ帯を抜ければガレ場、そして直ぐに頂上です、着いたのは11時。頭の直ぐ上には雪雲が走っています、雲が切れると小淵沢の街や下界の紅葉した林などがパノラマのように現れます。
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コメツガにも雪の花が咲いて、出迎えてくれました。晴れていれば山頂からは360度の展望が広がります。
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西側のガスがとれた時に、一瞬でしたが諏訪湖が望めました。樹に咲いた雪の花、下の街は北杜市の長坂町や私の住む大泉町です。
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雲がジェット気流のように飛んでは消えるの繰り返し、時折青空も顔を出し、のんびりとコーヒータイムも出来ません、粘ってやっと富士山を撮りましたので12時半に下山出来ました。
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山は冬です。暖かな服装でなければ、頂上近くで休憩など出来ません。雪がどのくらい積もっているのか、配だったので6本爪の軽アイゼンも持参しましたが、これを使わなくて済んだのはなによりでした。本格的な冬山はとても私の体力では無理、スキーやスノーシューでの雪遊びは別として、この山行きで今年の登山はお終りにします。