連休で7日から八ヶ岳に来ていたカミサンらと、9日~11日に白馬へ遠征しました。8日に富士山が初冠雪したとのことでしたが、上の方がちょっぴり白くなった程度でした。しかし中央道を走っていて、諏訪近くで北アルプスの嶺峰が真っ白になっているのを見てびっくりでした。吹雪により奥穂や白馬で登山者の遭難が報じられていましたが、この時季にこんなに積もっているとは驚きです。
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八方近くのオリンピック道路から、白く輝く白馬三山を撮りました。まだ稲刈りも終わっていない黄金の穂並みと、雪山の組み合わせは珍しいと思います(ジャンプ台が写っています)。

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ゴンドラリフトやリフトを乗り継いで黒菱平に着いたのは12時半、ここで紅葉と雪山を眺めながら昼食をとりました。

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もう一本リフトに乗って八方池山荘へ、ここから整備された尾根道を辿り八方池まで頑張って登っていけば足下には雪があります。午後になっていたので大分解けたのでしょうが、雪のある八方池と白馬三山をこの時季に撮れるとは思いませんでした。

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カミサンらを八方池に残して私一人で、下の樺(しものかんば)まで足を伸ばしました。多くのハイカーは八方池までしか来ませんが、10分も登れば登山道は林の中に入り紅葉が楽しめるのです。しかし今年は8日に吹雪かれたのでしょう、カエデやダケカンバも殆ど葉を落としてしまい残念でした。

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下の樺の少し下で白馬三山をバックに一枚、シャッターを押して頂きました。

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八方池に逆さ白馬三山が写っています。もう少し水面が静かだったらもっと良い写真が撮れたのに、と悔やまれます。

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翌10日は栂池自然園に紅葉を見に行きました。連休と三段紅葉(山頂付近が雪で白、中腹が紅葉で下は緑)が見られるとあって、大勢の観光客で木道は数珠繋ぎです。特に中高年のカメラマンが大きな三脚を立てて、大型のカメラで紅葉の山々を写しているのが印象に残ります。

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自然園の一番奥にある展望湿原は、大雪渓と白馬岳が眺められるので人気のスポット。一番前のベンチに席を確保して昼食をとりましたが、食事中の私たちの目前50㎝に三脚を立て、平気で写真を撮るのに没頭するカメラマンが何人もいたのには驚きでした、せめて会釈ぐらいするといったマナーは欲しいものですね。こんな人たちは良い写真を撮るためには、どこへでも入っていくのでしょう。

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展望湿原の帰路は、急坂のヤセ尾根を経由しました。雁股池が眼下に眺められ、遠くに青木湖まで望めます。

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ここから見る小蓮華山に連なる山脈と、自然園の紅葉は綺麗でした。9月下旬に天狗原で始まった紅葉は10月初旬に栂池自然園に、10月下旬には栂池高原に下りていきますが、雪が降ったりすると一週間も持たないで枯れ野原になることもしばしばです。雪山と紅葉が同時に見られた今年は白馬まで来た甲斐があり、なんとも良い巡り合わせだったと感謝しています。
八ヶ岳の紅葉はこれから、山頂近くからだんだん色付いてきました。カラマツの紅葉は11月の連休あたりが見頃になりそうです。