山ではなく横浜の市街地では今、銀杏が豊作?です。街路樹としてのイチョウは、実を付けない木を植えるようにしているようですが、成長してみたら5本に一本は実のなる木だった。おかげで秋になると、散歩がてらに銀杏を拾うのが楽しみとなっています。イメージ 1

銀杏拾いを楽しみながら散歩する人は、私ばかりではありません。風の強い朝は早起きをしないと、沢山落ちている銀杏をゲットするのは難しい。見えない競争があるのです。デジカメで銀杏のなっているのを写していると、「今年は生(な)ってますね」と通りかかりの方から声をかけられました。今日はイチョウの木に梯子を掛けて登り、銀杏を落としている人に出会いました。軽トラックを路肩に停め、実を落とす人とそれを箒で集めるこの人達は、商売にしているのでしょう。でも根こそぎ採られてしまうのは、何とも悔しい限りです。

イメージ 2毎日少しずつ拾って溜まった銀杏は、果肉が柔らかになったら実を取り出し、よく洗って天日乾燥をさせます。そのままフライパンで煎って、綺麗な翡翠(ひすい)色に輝く熱々の実を食べても美味しい。茶わん蒸しはもちろんですが、串焼きも良いですね。乾燥したら殻を割って実を取り出し、固ゆでにして冷凍保存すれば半年以上、翡翠(ひすい)色で味わうことが出来ます。乾燥したまま保存していたときは、年が明ける頃になると中身が黄色く堅くなって、沢山採っても食べられなくなってしまいました。銀杏拾いの大先輩から教えて貰った冷凍での保存により、我が家の茶わん蒸しには良い色の沢山の銀杏が入っています。

今年は長雨のため、山ではドングリなどがあまり実を付けていないと聞きます。そのため熊が里に下りてきて、人に危害を加えたというニュースを耳にしました。冬眠前に沢山餌を食べなければならない熊たち、山に餌がない今年は可哀想です。今年は山栗もあまり期待できないようですが、明日から三連休です。秋雨前線の合間を縫って、秋の気配を感じに八ヶ岳に行ってみます。