梅雨空が続いています。九州などでは大雨が続いているようですが、関東地方はさしたる雨も降りません。前線が上がってきて雨の予報も出ていますが、降る日ばかりでもないだろう、などと都合良く解釈して明日から八ヶ岳に行くことにしました。昨日のように晴れ間も見えれば遠出も出来るのですが、今にも降り出しそうな今日の横浜の空模様ではそうもいきません。住宅街や近くの公園などをウォーキング、野の花を写してきました。
ヒルガオ(昼顔・ヒルガオ科)が道端のサツキの植え込みの中で咲いています。何度も刈り込まれているのですが、生命力が強い植物です。しぶとく生き続けるこの根性は、見習わなければなりません。
アカツメグサ(赤詰草・マメ科)の花が公園の草むらを、点々と薄赤く染めています。ヨーロッパ原産で明治時代に渡来したとのこと、鶏や兎の飼料用として輸入されたものが野生化したようですが、シロツメグサに比べ茎が長く花も一回り大きいので目立ちます。
ヒメジョオン(姫女苑・キク科)がシロツメグサやアカツメグサを足下に、花茎を一段と伸ばして群生しています。北アメリカ生まれの、これもまた帰化植物。春先に咲くハルジョオンは咲きだしがピンク色ですが、こちらは開花も7月頃と遅く白花です。
キバナコスモス(黄花秋桜・キク科)がもう咲き出しました。街路樹回りの少しばかりの地面に、毎年のように明るい花を秋遅くまで咲かせ、楽しませてくれます。ここで採った種は八ヶ岳山麓にも蒔きました。生育は遅いものの、この花の兄弟が山でも育って今年も花を咲かせてくれるでしょう。