5月も終わりに近い30日は、爽やかな五月晴れです。デジカメを持って円海山までのウォーキングもこれまた久しぶりでした。木々の緑は色濃くなり、春先に咲いていた野の花たちも種を実らせています。
ニワゼキショウ(庭石菖・別名ナンキンアヤメ)アヤメ科の多年草が咲いていました。北米原産の帰化植物、明治中期に渡来、観賞用に入ってきたのが野生化したもの。草丈は10~20㎝に5㍉程の小さな花を付け、花が終わると丸い実を付けます。土手や道端などに群生、芝生の間からも花を覗かせます。撮影した場所は芝生の一角、芝刈り作業の方が刈らずに残してくれた優しさは嬉しいことです。
ドクダミ(毒痛み・毒溜み)は毒という名、強い臭いで毛嫌いされていますが、本来は毒草ではなく解毒や痛み止めの草からきた名前だという。消臭力があるので洗面所などに、一輪挿しで生けてあるのを見た記憶があります。白い四弁の花のように見えるのは実は総包片、黄色く見えるのが小さな花の集まりで、花びらはありません。あちこちで咲いていたドクダミを撮り歩いていたら、八重咲きを見つけました。ドクダミの花とは知らずに、他の花と思い茎をたどったら何とドクダミの花だったのです。ネットで調べたところ突然変異ではなく、ちゃんと八重ドクダミが載っていました。
ユキノシタ(雪の下)が花茎を伸ばし、小さな白い花を付けています。二枚の白い花しかないので、花が完全でないといつも思って撮る機会がありませんでした。接写してからパソコンでゆっくり眺めると、花は五弁で2枚が白く大きく、上の3枚は小さな薄紅色で赤紫の点があります。アップで写して初めて、こんなことも分かった次第です。