ゴギョウゴ(ハハコグサ)が空き地で咲いていました。春の七草ということから、春の花と思いがちですが秋まで花を咲かせます。「セリ、ナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ(ハコベ)、ホトケノザ(タビラコ)、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン) これぞ七種(ななくさ)」
東京地方は6日ぶりに、青空が見られる良い天気となりました。雨に洗われた街路樹の青葉若葉が、色を濃くして輝いて初夏の装いです。久しぶりに横浜の自宅周辺を散歩して、野の花を探してみました。
茎が長いこと以外はタンポポそっくりの花が、道端や野原で目立ち咲いています。ネットで調べたら「ブタナ」(キク科)という名前にはびっくりです。ヨーロッパ原産の帰化植物、フランスで「豚のサラダ」と呼ばれていたのが、日本ではブタナとなってしまった、とのことです。別名はフタマタタンポポとのことですが、その名の通りで長い茎の途中で分岐し二叉や三叉に分かれています。
ヒナゲシに似ていますが、花の色が肉色のナガミヒナゲシ(長実雛芥子)はピークを過ぎて花も少なくなりました。地中海沿岸から中欧原産の帰化植物で、アスファルトの隙間からでも芽を伸ばし花を付けるほど生命力が旺盛、どこにでも生え増えています。