「今夜はしばれるなあ」という表現は北海道弁の中でも有名な部類の言葉だそうだが、山梨の山荘でも「しばれる」としか表現しようのない厳しい冷え込みが、今年は続きました。
「しばれる」とは「凍(し)む」からきているようです。明日(21日)は関東地方の平野部にも積雪がある、との予報がでています。八ヶ岳南麓にも久しぶりにどかっと降ってくれるかもしれません。横浜に帰っていて、山は雪と聞くのは悔しい限りです。八ヶ岳南麓の今冬は雪は少ないものの厳しい寒さで、部屋の中に置いて帰ったミカンが、正月明けに来てみたらカチカチの冷凍ミカンになっていました。
先日スノーシューで歩いた坪庭周辺は、標高2200㍍を超える高さですので厳寒期の寒さは「しばれ」過ぎるぐらいです。坪庭の氷点下15度に凍える男の写真は05年2月のものです。地吹雪のなかでやっと撮ったもの、体感温度は氷点下20度以下に感じたものです。
雪に覆われた坪庭も雪が解ければ、さわやかな高山植物咲く別天地となります。縞枯山から麦草峠への路等も北八ヶ岳らしい山歩きの楽しめるところです。05年7月に撮った高さ10㎝ほどのウツボグサやハクサンシャクナゲ、キバナヤマオダマキ(背景の建物は麦草ヒュッテ)を載せてみました。雪あれば楽し、雪消えれば花が咲き、また楽しです。