マンゴスチンの食べ方
先日、こんな質問をされました。
「マンゴスチンって果皮が堅くて食べるの面倒くさいんでしょ?」
そうなんです。とても面倒くさいんです。とても果皮がかたかったりするので、その堅い果皮に包丁を入れなければなりません。現地の人みたいに慣れていればいいのですが、、、、とても危険です。
そういった問題を解決したのが和歌山ミカンでは絶大な人気を博する「MIKADO」ブランドです。
>最高品種の育つタイのマンゴスチンが1個100円の特別価格で購入できます!業販も相談可能との事です!
「MIKADO」は、最高級マンゴスチンの産地であるタイから冷凍マンゴスチンを輸入しています。そのマンゴスチンは、食べ頃である事、傷んでない事を確認する為に検査を兼ねて果皮中央に「切れ目」を入れています。
そのお陰で、解凍した時点でその切れ目から果皮を外すだけで手軽に食べる事ができます。包丁で危険な思いをしないで済みます。
私の場合は、その果皮を直ぐに煮出して蜂蜜やサトウキビの新糖をいれて飲みます。
果皮を向くとスグにこういう状態になります。

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マンゴスチンの意外な利用方法
マンゴスチンは、美味しさとかよりも「抗ガン作用」「ダイエット効果」「抗酸化」等の効用の方が先行していますね。
マンゴスチンは本当に美味しいので是非、食べてみて頂きたいものです。
そして、日本のとある企業が、食物としての利用ではない、抗菌用途での特許を取得している事が解りました。
その企業さんとは、
株式会社ホソダSHC
日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003-231607(P2003-231607A)
公開日 平成15年8月19日(2003.8.19)
出願番号 特願2002-27527(P2002-27527)
出願日 平成14年2月5日(2002.2.5)
その内容ほ、「マンゴスチンに含まれるキサントンには、優れた抗菌作用があるだけではなく、下記の通りです。
世界中の研究者が「天然の抗生物質」と称賛するのが理解できるような気がします。
下記にその詳細の一部を転記しました。現在、販売されている食品がどのようなプロセスで防腐加工されているのかを理解する上でも一読の価値があると思いあえて長文を載せました。
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発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有害微生物の増殖による異臭・悪臭に対し、優れた抗菌・消臭作用を有するマンゴスチン抽出物及びその含有抗菌消臭剤に関する。
【0002】
【従来の技術】天然の抗菌・消臭剤としては茶のカテキンのようなポリフェノールがよく知られている。近年、赤い色及び吸湿性物質が除去されたマンゴスチンエキスの抗菌性組成物が特開平9-95453に開示されている。
【0003】しかしながら、ポリフェノールは抗菌作用を有するとはいうものの効力が低いので、有害微生物の増殖を押さえるには高濃度を必要とする(別冊フードケミカル-5「存料総覧」138~144頁、食品化学新聞社発行)。溶剤で抽出しただけのマンゴスチン抽出物は、抗菌作用を有しているが、赤く着色しているだけでなく乾燥工程中に色が濃くなるので、色素を除去するとともに濃色化を防止しない限り無(白)色乃至淡色のものに使用できないといった問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、マンゴスチン抽出物の特性を生かした、即ち、有害微生物の増殖による異臭・悪臭に対し、低濃度で優れた抗菌・消臭作用を有し、更には、抽出・洗浄・乾燥過程及び抗菌消臭剤製造過程中に酸化されて橙色を呈することなく、活性の低下もきたすことのないようなマンゴスチン抽出物及びその含有抗菌消臭剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、破砕したマンゴスチン果実を含水アルコールに浸漬した後、濃縮すると微黄色の微粒子が析出したので、濾取し、水で洗浄後、乾燥したところ、橙黄色の粉末となったが、酢酸を溶かした液で洗浄したときには淡黄色の粉末が得られ、濃色化が防止されることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、マンゴスチン果実を含水有機溶媒に浸漬して得られる液から有機溶媒を留去したとき生じる析出物を濾別及び/又は遠沈し、濃色化抑制剤としての酸及び/又は還元剤を含む液で洗浄して得ることを特徴とするマンゴスチン抽出物及びその製造法並びにマンゴスチン抽出物を0.001~60重量%含有することを特徴とする抗菌消臭剤に関する。
【0006】本発明で言うマンゴスチン(学名Garcinia mangostanaL.)は、タイを原産国とするオトギリソウ科の植物で東南アジア地域に広く栽培され、果肉は甘味と酸味が適度に調和して上品な味で好まれ、果皮はコレラや赤痢の治療、下痢止め、更に中枢神経系鎮静剤や血圧上昇剤として利用されている。使用する果実は、果実全体及び果皮のことを意味し、乾燥及び未乾燥(生)のいずれでも好適であり、破砕機で破砕するか粉砕機で粉砕してから用いる。
【0007】本発明で用いる含水有機溶媒は、水を含むメタノール、エタノール、プロパノール、アセトンなどの水と混ざる有機溶媒を指し、単一又は混合して用いる。含水率は、5~70v/v%の範囲であり、好ましくは20~50v/v%である。5v/v%以下では濃縮により有機溶媒を留去したとき析出物と液を分離し難く、70v/v%以上では析出物の収量が減少するので好ましくない。その使用量は、マンゴスチン果実1部に対し1~50部である。1部以下では析出物の収量が低くなり、50部以上では有機溶媒留去及び分離に時間がかかるので好ましくない。
【0008】本発明で言う深色・濃色化抑制剤としての酸及び還元剤は、酢酸、乳酸、プロピオン酸、アジピン酸、グルコン酸、グルコノラクトン、フマル酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸などの有機酸、塩酸、硫酸、りん酸、りん酸一ナトリウムなどの無機酸、アスコルビン酸(ビタミンC)及びその塩,エリソルビン酸及びその塩などの還元剤であり、単一又は混合して用いる。その使用濃度は、0.001~5w/v%の範囲であり、好ましくは0.01~2w/v%である。0.01w/v%以下では効果を奏することができず、5w/v%以上ではマンゴスチン抽出物中の残留量が多くなって本発明の抗菌消臭剤のpH低下をもたらしたり析出物の粉末化を妨げるので好ましくない。本発明における深色・濃色化とは、空気中の酸素により析出物が酸化されて赤色を帯びること(深色化;レッドシフト)及び色が濃くなること(淡黄色から黄色になる)、即ち、橙黄色化することを言う。
【0009】本発明での析出物は、果実に含まれる炭水化物、たんぱく質、脂質やミネラル、更に赤色色素が除去されたものであり、THE MERCK INDEX(TWELFTH EDITION)5785(978頁)に記載されているマンゴスチンが主成分である。
【0010】本発明のマンゴスチン抽出物は、次のようにして製造することができる。マンゴスチン果実1部(重量)に前記含水有機溶媒1~50部を加えて常温でときどきかき混ぜながら、必要ならば加温して成分を溶出させ、濾過して不溶物を除去し、濾液を常圧又は減圧濃縮により有機溶媒を留去し、析出してくる微黄色の沈殿物を濾過(濾別)又は遠心分離(遠沈)により分取し、前記酸及び/又は還元剤を含む液を加えて洗浄する。この精製析出物を乾燥機又は凍結乾燥機により乾燥するか、或いはアルコールやアセトンなどの有機溶媒に溶解した後、エバポレーターにより溶媒を蒸発させることによりマンゴスチン抽出エキスを得ることができる。本精製物をシリカゲル及び逆相カラムクロマトグラフ法により更に精製することができる。また、この際得られる濾液及び上清に含まれる赤色の色素は着色用及び染色用に利用することができる。
【0011】本発明の抗菌消臭剤は、上記マンゴスチン抽出物を使用して以下のようにして製造することができる。
【0012】(1)包接化抗菌消臭剤本発明の包接化抗菌消臭剤は、マンゴスチン抽出物がそのまま単独では水に溶けず偏ったり不均一になるので、水と混合したとき均一に溶解又は分散させるものであり、マンゴスチン抽出物にα‐、β‐及びγ‐シクロデキストリン、分岐(又は分枝)シクロデキストリンなどの包接剤を加えて混合し、アルコール及び水を加えて練合・乾燥或いは溶解・乾燥(噴霧乾燥や凍結乾燥を含む)などの常法により処理した後、粉砕・篩過などの操作を行って整粒することにより得ることができる。このとき必要に応じてデキストリン、オリゴ糖などの水溶性糖類、酢酸、アスコルビン酸などの有機酸及びその塩、グリシン、グルタミン酸ナトリウムなどのアミノ酸、りん酸カリウム、硫酸ナトリウムなどの無機塩などの賦形剤を添加することもできる。包接剤の使用量はマンゴスチン抽出物1部に対し、3~30部の範囲である。
【0013】以上のようにして得られる包接化抗菌消臭剤は、そのまま又は水に溶解して餡、水羊羹、ゼリー、豆腐、野菜や果実及びそのジュース、米、麦や蕎麦などの穀類加工製品、卵豆腐やだし巻きなどの卵製品、カスタードクリームやホイップクリームなどの乳製品、蒲鉾、揚蒲や竹輪などの水産練製品、魚介類やその干物などの水産加工製品、ハム、ソーセージ、ハンバーグやミートボールなどの畜肉製品、漬物、甘酒、酒、ワイン、醤油や味噌などの醸造物、佃煮、珍味、惣菜などの一般食品に添加したとき、偏ることなく均一に混ざるので、その保存性が高められて腐敗による異臭の発生を防止することができる。
【0014】(2)溶解抗菌消臭剤本発明の溶解抗菌消臭剤は、水に不溶性のマンゴスチン抽出物を偏ったり不均一にならないように水に溶解又は均一に分散させるものであり、マンゴスチン抽出物にラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、モノステアリン酸アルミニウム、高級脂肪酸ナトリウム、N-アシルアミノ酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸ナトリウム、コール酸ナトリウムなどの陰イオン界面活性剤、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなどの陽イオン界面活性剤、ラウリルジメチルベタイン、大豆レシチンなどの両性界面活性剤、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエステル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、グリセリンモノステアレート、ポリグリセリンカプリレート、ソルビタンモノウンデシレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレングリセリンパルミテート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖ラウリン酸エステル、ヤシ油ジエタノールアミドなどの非イオン性界面活性剤などの少なくとも一種に直接混合溶融又はアルコールなどの前記有機溶媒に一旦溶解後、溶媒を留去することにより得ることができる。
【0015】必要ならばデキストリン、オリゴ糖などの水溶性糖類、クエン酸、アスコルビン酸などの有機酸及びその塩、グリシン、グルタミン酸ナトリウムなどのアミノ酸、りん酸カリウム、硫酸ナトリウムなどの無機塩などの賦形剤を添加することもできる。界面活性剤の使用量はマンゴスチン抽出物1部に対し、0.5~20部の範囲である。また、前記包接化抗菌消臭剤と共に用いることもできる。
【0016】以上のようにして得られる溶解抗菌消臭剤は、そのまま又は水に溶解して餡、水羊羹、ゼリー、豆腐、野菜や果実及びそのジュース、米、麦や蕎麦などの穀類加工製品、卵豆腐やだし巻きなどの卵製品、カスタードクリームやホイップクリームなどの乳製品、蒲鉾、揚蒲や竹輪などの水産練製品、魚介類やその干物などの水産加工製品、ハム、ソーセージ、ハンバーグやミートボールなどの畜肉製品、漬物、甘酒、酒、ワイン、醤油や味噌などの醸造物、佃煮、珍味、惣菜などの一般食品に添加したとき、偏ることなく均一に混ざるので、その保存性が高められて腐敗による異臭の発生を防止することができる。
【0017】(3)液状抗菌消臭剤本発明の液状抗菌消臭剤は、マンゴスチン抽出物に賦形剤として水、エタノールやイソプロパノールなどの1価アルコール、プロピレングルコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトールなどの多価アルコール、流動パラフィンやプラスチベースなどの鉱物油、メチルポリシロキサンのようなシリコン化合物、セチルアルコールやステアリルアルコールなどの高級アルコール、蜜蝋、ワセリン、ラノリンなどのワックス、綿実油やヤシ油などの植物油、ウンデシレン酸メチルやミリスチン酸イソプロピルなどの高級脂肪酸エステル、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、リン酸アルミニウム、ベントナイト、ビーガム、シリカ、酸化チタン、微結晶セルロースなどの親水性微粒子など、【0018】水溶性高分子としてポリビニールアルコール、ポリビニールピロリドン、ポリエチレングリコール、カルボキシビニールポリマーなどのポリマー、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムなどのセルロース誘導体、寒天、アルギン酸ナトリウム、澱粉、アラビアガム、トラガントガム、ローカストビーンガム、グアーガム、キサンタンガム、グルコマンナン、カラギーナン、プルラン、キトサンなどの多糖類、ゼラチン、アルブミン、カゼインナトリウムなどの水溶性タンパク質など、乳化剤として前記界面活性剤など、【0019】pH調整剤として酢酸、アジピン酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、グルコン酸、アスコルビン酸、エデト酸などの有機酸及びその塩、塩酸、ホウ酸、炭酸、リン酸、メタリン酸、ピロリン酸、ポリリン酸、硫酸、亜硫酸などの無機酸及びその塩、グリシン、アラニン、リジン、グルタミン酸、ヒスチジン、アルギニン、ベタインなどのアミノ酸及びその塩、水酸化ナトリウム、アンモニアやエチレンジアミンなどの塩基などを、【0020】適宜組み合わせて静菌・除菌用のアルコール製剤、口臭・感染・う触・歯周予防用の含そう剤及び歯磨き剤、除菌消臭用の石鹸、シャンプー、リンス、洗浄剤、洗剤、仕上げ剤、柔軟剤及び入浴剤、抗菌消臭用のヘアトニック、ヘアートリートメント、クリーム及び軟膏、貼付用防腐糊、シール及びコーキング用の防カビ剤、天然染料用の防腐剤、木材の防腐処理剤或いは塗料用の抗菌消臭剤の形態で得ることができ、ゾル状、糊状、ゲル状及び固形石鹸状とすることもできる。
【0021】液状抗菌消臭剤中のマンゴスチン抽出物含量は、0.001~20%(以下、特に断らない限り重量%である)、好ましくは0.005~10%の範囲であり、0.001%以下では抗菌消臭効果が低下し、20%以上ではマンゴスチン抽出物が析出したりするので好ましくない。
【0022】(4)粉末乃至顆粒状抗菌消臭剤本発明の粉末乃至顆粒状抗菌消臭剤は、マンゴスチン抽出物に賦形剤としてデキストリン、シクロデキストリン、ソルビトール、砂糖、乳糖、マンニトール、澱粉、結晶セルロース、エチルセルロース、ショ糖脂肪酸エステル、高級アルコール、高級脂肪酸、トラガント、プルラン、硬化油、カルナウバロウ、ポリエチレングリコール、カルボキシビニールポリマー、ガムベース、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、ヒドロキシアパタイト、ゼオライト、多孔質シリカ、コロイダルシリカ、水ガラス、活性炭、ホウ砂、塩化ナトリウム、カオリン、タルク、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、クエン酸カルシウム、モノステアリン酸アルミニウムなど、【0023】pH調整剤として酢酸、アジピン酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、グルコン酸、アスコルビン酸、エデト酸などの有機酸及びその塩、炭酸、リン酸、メタリン酸、ピロリン酸、ポリリン酸、亜硫酸などの無機酸及びその塩、グリシン、アラニン、リジン、グルタミン酸、ヒスチジン、アルギニン、ベタインなどのアミノ酸及びその塩などを、【0024】適宜選択して混合し、更に顆粒剤とするためには結合剤としてアラビアガム、ゼラチン、白糖、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニールピロリドン、アルギン酸ナトリウムなどを用い、【0025】必要ならば崩壊剤としてカルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、寒天末、ゼラチン、セラック、スターチグリコール酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルスターチ、ベントナイト、ラウリル硫酸ナトリウムなどを使用して得ることができる。必要ならば水、アルコール、ヘキサン、アセトン、酢酸エチル、塩化メチレンなどの溶媒を用いることができ、必要に応じて乾燥、スプレードライ、凍結乾燥などによる処理、更には造粒操作を施すことができる。
【0026】粉末乃至顆粒状抗菌消臭剤中のマンゴスチン抽出物含量は、0.001~70%、好ましくは0.01~50%の範囲であり、0.001%以下では抗菌消臭効果が得られず、70%以上では顆粒状とならないので好ましくない。
【0027】以上のようにして得られる粉末乃至顆粒状抗菌消臭剤は、そのまま混合することにより静菌・除菌用のアルコール製剤、口臭・感染・う触・歯周予防用のうがい薬、キャンデー、チューインガム及びチョコレート、スープ用保存剤、洗剤、洗浄剤、仕上げ剤、柔軟剤、歯磨き剤、除菌消臭用の石鹸、入浴剤、義歯洗浄剤、抗菌消臭用のヘアトニック、ヘアートリートメント、クリーム及び軟膏、貼付用防腐糊、シール及びコーキング用の防カビ剤、天然染料用の防腐剤、木材の防腐処理剤、塗料用の抗菌消臭剤などに用いることができる。本剤は、水やアルコールに溶かしたりして利用することもでき、更に打錠して錠剤にすることもできる。また、本剤はマンゴスチン抽出物の代わりに前記包接化抗菌消臭剤及び溶解抗菌消臭剤を用いて同様に製造することもできる。
【0028】(5)糸状、シート状及び成型品の抗菌消臭剤本発明の糸状乃至シート状抗菌消臭剤は、マンゴスチン抽出物を水、エタノールやイソプロパノールなどの1価アルコール、プロピレングルコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトールなどの多価アルコール、アセトン、酢酸エチル、塩化メチレンなどの有機溶媒などに溶解し、【0029】必要に応じてセチルアルコールやステアリルアルコールなどの高級アルコール、蜜蝋、ワセリン、ラノリンなどのワックス、綿実油やヤシ油などの植物油、ウンデシレン酸メチルやミリスチン酸イソプロピルなどの高級脂肪酸エステル、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、リン酸アルミニウム、ベントナイト、ビーガム、多孔質シリカ、コロイダルシリカ、水ガラス、酸化チタン、微結晶セルロース、活性炭などの親水性微粒子、【0030】ポリビニールアルコール、ポリビニールピロリドン、ポリエチレングリコール、カルボキシビニールポリマーなどの水溶性ポリマー、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムなどのセルロース誘導体、寒天、アルギン酸ナトリウム、澱粉、アラビアガム、トラガントガム、ローカストビーンガム、グアーガム、キサンタンガム、グルコマンナン、カラギーナン、プルラン、キトサンなどの多糖類、ゼラチン、アルブミン、カゼインナトリウムなどの水溶性タンパク質、【0031】ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、モノステアリン酸アルミニウム、高級脂肪酸ナトリウム、N-アシルアミノ酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸ナトリウム、コール酸ナトリウムなどの陰イオン界面活性剤、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなどの陽イオン界面活性剤、ラウリルジメチルベタイン、大豆レシチンなどの両性界面活性剤、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエステル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、グリセリンモノステアレート、ポリグリセリンカプリレート、ソルビタンモノウンデシレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレングリセリンパルミテート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖イソ酪酸エステル、ヤシ油ジエタノールアミドなどの非イオン性界面活性剤、【0032】酢酸、アジピン酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、グルコン酸、アスコルビン酸、エデト酸などの有機酸及びその塩、塩酸、ホウ酸、炭酸、リン酸、メタリン酸、ピロリン酸、ポリリン酸、硫酸、亜硫酸などの無機酸及びその塩、グリシン、アラニン、リジン、グルタミン酸、ヒスチジン、アルギニン、ベタインなどのアミノ酸及びその塩、水酸化ナトリウム、エチレンジアミンやアンモニアなどの塩基などのpH調整剤などを添加後、【0033】糸、布及び不織布に浸漬又は噴霧によるコーティング法を使用して得ることができる。本発明の成型品の抗菌消臭剤は、マンゴスチン抽出物をそのまま又は上記添加物と共にガムベースやプラスチックと混練して得ることができる。
【0034】以上に示す本発明の抗菌消臭剤は、丁子、肉桂、甘草、厚朴、黄連などの生薬及びそのエキス、ローズマリー、コリアンダーなどのハーブ及びそのエキス、リゾチーム、白子タンパク、ポリリジンなどの天然保存剤、プロポリスエキス、セージ、タイムなどの香辛料、レモン、ジャスミン、薄荷などの着香料、コラーゲン、セリシン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸などの天然高分子などを併用することがでる。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例、比較例及び試験例により詳細に説明する。
実施例1マンゴスチン果実3個(341g)及び70%エタノール850mlをミキサーに入れて破砕し、一夜放置した後、濾過した。濾液の重量が250gになるまでエタノールを減圧留去した。この濃縮液を2等分し、それぞれを濾過して微黄色の析出物を分取した。両析出物の一方は1%酢酸100mlで洗浄濾過、もう一方は水100mlで洗浄濾過後、それぞれを乾燥(60℃)してマンゴスチン抽出物A3.4g(淡黄色)及びB3.4g(橙黄色)を得た。
【0036】実施例2破砕したマンゴスチン乾燥果皮84gに60%エタノール860mlを加えて60℃で3時間攪拌後、濾過した。濾液を重量が140gになるまで常圧下でエタノールを留去し、冷後、微黄色の析出物を遠心分離(2600rpm)により分取した。この析出物に0.3%アスコルビン酸水溶液160mlを加えて混合後、遠心分離(2600rpm)し、沈降物を凍結乾燥して淡黄色のマンゴスチン抽出物8.6gを得た。
【0037】実施例3破砕乾燥したマンゴスチン果実100gを40%アセトン2000mlに1日浸漬後、濾過し、濾液を減圧下で重量が300gになるまで濃縮してアセトンを留去した。生じた微黄色の析出物を濾過して分取し、0.1%クエン酸水溶液150mlで洗浄濾過後、真空乾燥(30℃)して淡黄色のマンゴスチン抽出物8.2gを得た。
【0038】実施例4マンゴスチン果皮粉末40gを50%エタノール500mlでソクスレー連続抽出器を用いて15時間抽出した。抽出液の重量が200gになるまで減圧濃縮してエタノールを留去した。微黄色の析出物を濾取し、1%りん酸一水素ナトリウム水溶液100mlで洗浄濾過後、熱エタノール50mlに溶解した。この残液を減圧下で蒸発乾固して淡黄色のマンゴスチン抽出物4gを得た。
【0039】実施例5実施例1で得られたマンゴスチン抽出物A2g及びβ‐シクロデキストリン18gを混合し、水13ml及びエタノール20mlを加え、練合しながら沸騰水浴上で乾燥してマンゴスチン抽出物の包接体として淡黄色粉末の抗菌消臭剤18.2gを得た。
【0040】実施例6実施例2で得られたマンゴスチン抽出物8g、分岐シクロデキストリン(日研化学;イソエリートP)72g及びデキストリン(松谷化学;パインデックス1)40gを50%エタノール400mlに溶解後、噴霧乾燥してマンゴスチン抽出物の包接体として淡黄色粉末の抗菌消臭剤107gを得た。
【0041】実施例7実施例4で調整した析出物の熱エタノール溶液10mlにグリセリン脂肪酸エステル(理研ビタミン;ポエムM-100)3gを溶解後、減圧濃縮して黄色油状物の抗菌消臭剤4gを得た。
【0042】実施例8実施例7で得られた抗菌消臭剤3gにデキストリン(松谷化学;パインデックス1)17gを加えてよく混合して淡黄色の抗菌消臭剤20gを得た。
【0043】実施例9実施例1のマンゴスチン抽出物A0.01%をエタノール67%に溶かし、乳酸0.3%及びDL-リンゴ酸ナトリウム0.3%を加え、次いで水32.39%を加えて抗菌消臭アルコール製剤を得る。
【0044】実施例10実施例2のマンゴスチン抽出物0.01%をエタノール70%に溶かし、乳酸0.4%、ポリリン酸ナトリウム0.3%及びグリセリン脂肪酸エステル0.2%を加え、次いで水28.99%及びリゾチーム0.1%を加えて抗菌消臭アルコール製剤を得る。本アルコール製剤は噴霧して使用することができる。
【0045】実施例11実施例2のマンゴスチン抽出物0.1%をエタノール55%に溶かし、グリセリン5%、メントール0.1%及びボルネオール0.1%を加え、次いで水39.7%を加えて抗菌消臭ヘアトニックを得る。
【0046】実施例12実施例2のマンゴスチン抽出物0.2%、プロピレングリコール7%及びラウリル硫酸ナトリウム7%を水74.7%に溶かし、次いでラウリルジメチルベタイン8%、ヤシ油ジエタノールアミド3%及び着香料0.1%を加えて抗菌消臭シャンプーを得る。
【0047】実施例13実施例2のマンゴスチン抽出物0.4%、精製ラノリン29%、ワセリン20%、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート5%及びグリセリンモノステアレート2%を80℃で混合溶融し、ポリエチレングリコール5%、ベタイン2%、ヒアルロン酸1%及び水35.5%の80℃の溶液をホモジナイザーでかき混ぜながら加え、冷却しながら着香料0.1%を加えて抗菌消臭クリームを得る。本クリームはニキビの抑制や皮膚荒れ防止に使用できる。
【0048】実施例14実施例3のマンゴスチン抽出物0.5%を、エタノール12%、プロピレングリコール5.5%、塩化ナトリウム2%及び水79.9%の溶液に加え、更に着香料0.1%を加えてうがい薬を得る。
【0049】実施例15実施例3のマンゴスチン抽出物0.5%を、エタノール20%、ラウリルジエタノールアミド0.3%、モノフルオロリン酸ナトリウム0.1%、サッカリンナトリウム0.05%及び水78.75%の溶液に加え、更に着香料0.3%を加えて洗口剤を得る。
【0050】実施例16実施例4のマンゴスチン抽出物2%、ウンデシレン酸メチル25%及びソルビタンモノラウレート6%を水67%に溶かして抗菌消臭仕上剤を得る。
【0051】実施例17グリセリン20%、キサンタンガム0.2%及びカルボキシメチルセルロースナトリウム1%の懸濁液に水24.4%を加えて加熱溶解し、冷後、実施例4のマンゴスチン抽出物0.1%、リン酸水素カルシウム50%、ラウロイルザルコシンナトリウム1%、ラウリル硫酸ナトリウム1%、ショ糖モノラウレート1%、サッカリンナトリウム0.1%、モノフルオロリン酸ナトリウム0.2%及び着香料1%を加えて口内抗菌消臭練歯磨を得る。
【0052】実施例18実施例4のマンゴスチン抽出物1%、リグニンスルホン酸5%及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油2%を10%イソプロパノール92%に溶解して抗菌消臭木材処理剤を得る。本処理剤でスギ木片を減圧含浸処理することにより抗菌消臭木片を得ることができ、俎板、家具材、柱などに利用できる。
【0053】実施例19実施例4のマンゴスチン抽出物1部及びヒドロキシアパタイト5部の混合物に70%エタノール5部を加え、加温混合しながら乾燥して抗菌消臭製剤を得る。
【0054】実施例20実施例5の抗菌消臭製剤0.1%、砂糖50%及び有機酸2.3%の混合物に水飴33%及び水14.4%を加えて加熱溶解し、肉桂エキス0.2%を加え、冷却しながら成型して口内抗菌消臭キャンデーを得る。
【0055】実施例21実施例19の抗菌消臭製剤0.1%、天然調味料2%、脱脂粉乳1%、カボチャ粉末1.5%、粉末油脂1%、デキストリン2%、澱粉1%、砂糖1.5%、食塩0.5%、グリシン0.3%、酢酸ナトリウム0.2%及び香辛料0.2%を混合して口内抗菌消臭スープ粉末を得る。本粉末を水88.7%に溶かすと口内抗菌消臭スープが得られる。
【0056】実施例22実施例6の抗菌消臭製剤2%、トリポリリン酸ナトリウム5%、アジピン酸15%、炭酸水素ナトリウム10%、プロテアーゼ1%、アミラーゼ1%、ラウリル硫酸ナトリウム3%及び塩化ナトリウム63%を混合し、打錠して抗菌消臭義歯洗浄剤を得る。
【0057】実施例23実施例1Aのマンゴスチン抽出物1%、ゼオライト15%、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム26%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル5%、脂肪酸ナトリウム5%、アルミノケイ酸塩11%、炭酸ナトリウム26%及び硫酸ナトリウム11%の混合物に50%エタノールを噴霧乾燥して抗菌消臭合成洗剤を得る。
【0058】実施例24実施例2のマンゴスチン抽出物1部、ポリビニールピロリドン2部及びメタノール10部の溶液を、ポリアクリル酸ナトリウム50部及び活性炭1部の混合物に噴霧乾燥して抗菌消臭吸水剤を得る。
【0059】実施例25実施例3のマンゴスチン抽出物0.2gをメタノール30ml及び1N硫酸100mlに溶かし、水ガラス30g及び水80mlの溶液をかき混ぜながら加えて1日放置し、水洗後、乾燥して抗菌消臭シリカゲルを得る。
【0060】実施例2620%硫酸アルミニウム水溶液100部及び200メッシュアルミナ500部を練合し、実施例19の抗菌製剤50部及び40%コロイダルシリカ液38部を加えて練合する。乾燥後、粉砕して200メッシュとし、コロイダルシリカを添加し、マルメライザーで造粒後、乾燥して粒径10mmの抗菌消臭セラミックスを得る。
【0061】実施例27実施例3のマンゴスチン抽出物1部、エチルセルロース20部及び塩化メチレン100部の溶液にポリエステル糸を通過させながら乾燥して糸状抗菌消臭剤を得る。
【0062】実施例28綿布100gを、水酸化ナトリウム10g、カチオン化剤35g及び水5000mlの溶液に80℃で30分間浸漬し、脱水後、実施例3のマンゴスチン抽出物2g、イソプロパノール100ml及び水900mlの溶液に80℃で20分間浸漬、水洗、脱水、乾燥してシート状抗菌消臭剤を得る。本シートは不衛生部位用布、ウエット布などとして使用できる。更に、足や脇などの悪臭を発する部位のパットとしても利用できる。
【0063】実施例29実施例3のマンゴスチン抽出物1部、ポリビニールアルコール10部及び水40部の溶液に紙を浸漬、乾燥してシート状抗菌消臭剤を得る。本シートは、不衛生部位用布、ウエットティッシュ、空気清浄フィルター(通気性の紙が基材)などとして使用でき、袋状に加工して中に実施例24の抗菌消臭吸水剤を入れることにより生理用品又はおしめに利用できる。
【0064】実施例30実施例4のマンゴスチン抽出物0.01%、オリゴトース20%、キシリトール40%、トレハロース19.49%、ガムベース20%及び着香料0.5%を混合し、シート状に成型して口内抗菌消臭チューインガムを得る。
【0065】実施例31実施例4のマンゴスチン抽出物1部を溶融ポリプロピレン80部に添加して混合し、成型冷却して抗菌消臭プラスチック容器を得る。
【0066】比較例1破砕したマンゴスチン乾燥果皮84gに60%エタノール860mlを加え、0.5%アスコルビン酸水溶液の代わりに水160mlを用いた以外は実施例2と同様に操作して橙黄色のマンゴスチン抽出物8.2gを得た。
【0067】比較例2マンゴスチン果皮粉末40g及び50%エタノール500mlを用い、1%りん酸一水素ナトリウム水溶液の代わりに水100mlを用いた以外は実施例4と同様に操作して褐色のマンゴスチン抽出物4.8gを得た。
【0068】比較例3比較例1で得られたマンゴスチン抽出物8gを用いて実施例6と同様に操作して橙黄色粉末の抗菌消臭剤108gを得た。
【0069】試験例1実施例1、実施例2、実施例4、比較例1及び比較例2のマンゴスチン抽出物並びに実施例6及び比較例3の抗菌消臭剤の標準白色に対する色差を、ミノルタ分光測色計CM‐3500dにより測定した結果、下表の如く本発明のマンゴスチン抽出物及び抗菌消臭剤は、酸及び還元剤を含む液による処理を行わない比較例より明度が高く、赤色と黄色への偏りが低かった。
【0070】
試 料 ΔL Δa Δb 実施例1の抽出物A -22.19 1.16 35.12 実施例1の抽出物B -31.36 6.66 43.05 実施例2の抽出物 -22.39 -0.26 34.44 実施例4の抽出物 -23.83 -0.87 36.39 実施例6の抗菌消臭剤 -13.92 -1.03 33.39 比較例1の抽出物 -30.63 5.92 45.88 比較例2の抽出物 -34.98 7.67 45.37 比較例3抗菌消臭剤 -28.26 7.14 39.44【0071】試験例2実施例6又は比較例3で得られた抗菌消臭剤0.15g、グルタミン酸ナトリウム0.3g及びソルビトール0.55gの混合物を蒲鉾用スリ身ペースト100g(スケソウダラ冷凍スリ身72g、食塩2.1g、エキス調味料0.22g、上白糖0.7g、混合澱粉5.8g及び氷水19.18g)に添加してよく混合後、板付けして90℃で20分間蒸して蒲鉾を調製し、その蒲鉾の対照(無添加蒲鉾)に対する色差を試験例1と同様に測定した。その結果を次表に示すが、実施例で調製した抗菌消臭剤を添加した蒲鉾は比較例の抗菌消臭剤を添加した蒲鉾より赤色及び黄色を帯びることがなかった。
【0072】
試 料 ΔL Δa Δb 実施例6添加蒲鉾 0.34 -0.48 2.29 比較例3添加蒲鉾 0.18 1.63 3.50【0073】実施例で得られた本発明のマンゴスチン抽出物は、比較例のマンゴスチン抽出物より製造工程中の酸化が抑制されて深色・濃色化が少なく、それを利用した抗菌消臭剤や最終製品の着色度は低くかった。
【0074】本発明のマンゴスチン抽出物の各種菌に対する抗菌活性を寒天希釈法により測定した結果、その最小発育阻止濃度は、枯草菌(Bachillus sabtilis Marburg168)が0.005%、大腸菌(Escherichia coli HB101)が0.005%、ミュウタンス菌(Streptococcus mutans IFO13955)が0.001%、清酒酵母(Saccharomyces cereviciae IFO2347)が0.2%、アオカビ(Penicillium expansum IFO6096)が0.2%であった。
【0075】
【発明の効果】本発明によると、濃色抑制剤を含む液で洗浄して得られるマンゴスチン抽出物は、深色・濃色化が少なく、各種微生物に対する抗菌活性効果も高いので、色物に限定されることなく無(白)色乃至淡色の製品に対しても着色の心配がなく、利用範囲も広く、種々の分野への利用が可能となる。したがって、本発明の抗菌消臭剤は、食品の保存向上、食品加工機器・作業器具・用具・手・床・壁などの除菌、衣類の消臭防カビ、靴や靴下の消臭、口臭・感染・う触・歯周予防、薬用化粧品としての頭皮・頭髪・皮膚の除菌、義歯の消臭、不衛生部位の消臭、貼付用糊や繊維加工用糊の防腐、天然染色液の防腐、花瓶などの水の防腐、家具や家財の消臭・腐食防止、部屋の消臭、床・壁・シール部などの防カビなどに有用である。

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マンゴスチンは本当に美味しいので是非、食べてみて頂きたいものです。
そして、日本のとある企業が、食物としての利用ではない、抗菌用途での特許を取得している事が解りました。
その企業さんとは、
株式会社ホソダSHC
日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003-231607(P2003-231607A)
公開日 平成15年8月19日(2003.8.19)
出願番号 特願2002-27527(P2002-27527)
出願日 平成14年2月5日(2002.2.5)
その内容ほ、「マンゴスチンに含まれるキサントンには、優れた抗菌作用があるだけではなく、下記の通りです。
世界中の研究者が「天然の抗生物質」と称賛するのが理解できるような気がします。
下記にその詳細の一部を転記しました。現在、販売されている食品がどのようなプロセスで防腐加工されているのかを理解する上でも一読の価値があると思いあえて長文を載せました。
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発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有害微生物の増殖による異臭・悪臭に対し、優れた抗菌・消臭作用を有するマンゴスチン抽出物及びその含有抗菌消臭剤に関する。
【0002】
【従来の技術】天然の抗菌・消臭剤としては茶のカテキンのようなポリフェノールがよく知られている。近年、赤い色及び吸湿性物質が除去されたマンゴスチンエキスの抗菌性組成物が特開平9-95453に開示されている。
【0003】しかしながら、ポリフェノールは抗菌作用を有するとはいうものの効力が低いので、有害微生物の増殖を押さえるには高濃度を必要とする(別冊フードケミカル-5「存料総覧」138~144頁、食品化学新聞社発行)。溶剤で抽出しただけのマンゴスチン抽出物は、抗菌作用を有しているが、赤く着色しているだけでなく乾燥工程中に色が濃くなるので、色素を除去するとともに濃色化を防止しない限り無(白)色乃至淡色のものに使用できないといった問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、マンゴスチン抽出物の特性を生かした、即ち、有害微生物の増殖による異臭・悪臭に対し、低濃度で優れた抗菌・消臭作用を有し、更には、抽出・洗浄・乾燥過程及び抗菌消臭剤製造過程中に酸化されて橙色を呈することなく、活性の低下もきたすことのないようなマンゴスチン抽出物及びその含有抗菌消臭剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、破砕したマンゴスチン果実を含水アルコールに浸漬した後、濃縮すると微黄色の微粒子が析出したので、濾取し、水で洗浄後、乾燥したところ、橙黄色の粉末となったが、酢酸を溶かした液で洗浄したときには淡黄色の粉末が得られ、濃色化が防止されることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、マンゴスチン果実を含水有機溶媒に浸漬して得られる液から有機溶媒を留去したとき生じる析出物を濾別及び/又は遠沈し、濃色化抑制剤としての酸及び/又は還元剤を含む液で洗浄して得ることを特徴とするマンゴスチン抽出物及びその製造法並びにマンゴスチン抽出物を0.001~60重量%含有することを特徴とする抗菌消臭剤に関する。
【0006】本発明で言うマンゴスチン(学名Garcinia mangostanaL.)は、タイを原産国とするオトギリソウ科の植物で東南アジア地域に広く栽培され、果肉は甘味と酸味が適度に調和して上品な味で好まれ、果皮はコレラや赤痢の治療、下痢止め、更に中枢神経系鎮静剤や血圧上昇剤として利用されている。使用する果実は、果実全体及び果皮のことを意味し、乾燥及び未乾燥(生)のいずれでも好適であり、破砕機で破砕するか粉砕機で粉砕してから用いる。
【0007】本発明で用いる含水有機溶媒は、水を含むメタノール、エタノール、プロパノール、アセトンなどの水と混ざる有機溶媒を指し、単一又は混合して用いる。含水率は、5~70v/v%の範囲であり、好ましくは20~50v/v%である。5v/v%以下では濃縮により有機溶媒を留去したとき析出物と液を分離し難く、70v/v%以上では析出物の収量が減少するので好ましくない。その使用量は、マンゴスチン果実1部に対し1~50部である。1部以下では析出物の収量が低くなり、50部以上では有機溶媒留去及び分離に時間がかかるので好ましくない。
【0008】本発明で言う深色・濃色化抑制剤としての酸及び還元剤は、酢酸、乳酸、プロピオン酸、アジピン酸、グルコン酸、グルコノラクトン、フマル酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸などの有機酸、塩酸、硫酸、りん酸、りん酸一ナトリウムなどの無機酸、アスコルビン酸(ビタミンC)及びその塩,エリソルビン酸及びその塩などの還元剤であり、単一又は混合して用いる。その使用濃度は、0.001~5w/v%の範囲であり、好ましくは0.01~2w/v%である。0.01w/v%以下では効果を奏することができず、5w/v%以上ではマンゴスチン抽出物中の残留量が多くなって本発明の抗菌消臭剤のpH低下をもたらしたり析出物の粉末化を妨げるので好ましくない。本発明における深色・濃色化とは、空気中の酸素により析出物が酸化されて赤色を帯びること(深色化;レッドシフト)及び色が濃くなること(淡黄色から黄色になる)、即ち、橙黄色化することを言う。
【0009】本発明での析出物は、果実に含まれる炭水化物、たんぱく質、脂質やミネラル、更に赤色色素が除去されたものであり、THE MERCK INDEX(TWELFTH EDITION)5785(978頁)に記載されているマンゴスチンが主成分である。
【0010】本発明のマンゴスチン抽出物は、次のようにして製造することができる。マンゴスチン果実1部(重量)に前記含水有機溶媒1~50部を加えて常温でときどきかき混ぜながら、必要ならば加温して成分を溶出させ、濾過して不溶物を除去し、濾液を常圧又は減圧濃縮により有機溶媒を留去し、析出してくる微黄色の沈殿物を濾過(濾別)又は遠心分離(遠沈)により分取し、前記酸及び/又は還元剤を含む液を加えて洗浄する。この精製析出物を乾燥機又は凍結乾燥機により乾燥するか、或いはアルコールやアセトンなどの有機溶媒に溶解した後、エバポレーターにより溶媒を蒸発させることによりマンゴスチン抽出エキスを得ることができる。本精製物をシリカゲル及び逆相カラムクロマトグラフ法により更に精製することができる。また、この際得られる濾液及び上清に含まれる赤色の色素は着色用及び染色用に利用することができる。
【0011】本発明の抗菌消臭剤は、上記マンゴスチン抽出物を使用して以下のようにして製造することができる。
【0012】(1)包接化抗菌消臭剤本発明の包接化抗菌消臭剤は、マンゴスチン抽出物がそのまま単独では水に溶けず偏ったり不均一になるので、水と混合したとき均一に溶解又は分散させるものであり、マンゴスチン抽出物にα‐、β‐及びγ‐シクロデキストリン、分岐(又は分枝)シクロデキストリンなどの包接剤を加えて混合し、アルコール及び水を加えて練合・乾燥或いは溶解・乾燥(噴霧乾燥や凍結乾燥を含む)などの常法により処理した後、粉砕・篩過などの操作を行って整粒することにより得ることができる。このとき必要に応じてデキストリン、オリゴ糖などの水溶性糖類、酢酸、アスコルビン酸などの有機酸及びその塩、グリシン、グルタミン酸ナトリウムなどのアミノ酸、りん酸カリウム、硫酸ナトリウムなどの無機塩などの賦形剤を添加することもできる。包接剤の使用量はマンゴスチン抽出物1部に対し、3~30部の範囲である。
【0013】以上のようにして得られる包接化抗菌消臭剤は、そのまま又は水に溶解して餡、水羊羹、ゼリー、豆腐、野菜や果実及びそのジュース、米、麦や蕎麦などの穀類加工製品、卵豆腐やだし巻きなどの卵製品、カスタードクリームやホイップクリームなどの乳製品、蒲鉾、揚蒲や竹輪などの水産練製品、魚介類やその干物などの水産加工製品、ハム、ソーセージ、ハンバーグやミートボールなどの畜肉製品、漬物、甘酒、酒、ワイン、醤油や味噌などの醸造物、佃煮、珍味、惣菜などの一般食品に添加したとき、偏ることなく均一に混ざるので、その保存性が高められて腐敗による異臭の発生を防止することができる。
【0014】(2)溶解抗菌消臭剤本発明の溶解抗菌消臭剤は、水に不溶性のマンゴスチン抽出物を偏ったり不均一にならないように水に溶解又は均一に分散させるものであり、マンゴスチン抽出物にラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、モノステアリン酸アルミニウム、高級脂肪酸ナトリウム、N-アシルアミノ酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸ナトリウム、コール酸ナトリウムなどの陰イオン界面活性剤、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなどの陽イオン界面活性剤、ラウリルジメチルベタイン、大豆レシチンなどの両性界面活性剤、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエステル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、グリセリンモノステアレート、ポリグリセリンカプリレート、ソルビタンモノウンデシレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレングリセリンパルミテート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖ラウリン酸エステル、ヤシ油ジエタノールアミドなどの非イオン性界面活性剤などの少なくとも一種に直接混合溶融又はアルコールなどの前記有機溶媒に一旦溶解後、溶媒を留去することにより得ることができる。
【0015】必要ならばデキストリン、オリゴ糖などの水溶性糖類、クエン酸、アスコルビン酸などの有機酸及びその塩、グリシン、グルタミン酸ナトリウムなどのアミノ酸、りん酸カリウム、硫酸ナトリウムなどの無機塩などの賦形剤を添加することもできる。界面活性剤の使用量はマンゴスチン抽出物1部に対し、0.5~20部の範囲である。また、前記包接化抗菌消臭剤と共に用いることもできる。
【0016】以上のようにして得られる溶解抗菌消臭剤は、そのまま又は水に溶解して餡、水羊羹、ゼリー、豆腐、野菜や果実及びそのジュース、米、麦や蕎麦などの穀類加工製品、卵豆腐やだし巻きなどの卵製品、カスタードクリームやホイップクリームなどの乳製品、蒲鉾、揚蒲や竹輪などの水産練製品、魚介類やその干物などの水産加工製品、ハム、ソーセージ、ハンバーグやミートボールなどの畜肉製品、漬物、甘酒、酒、ワイン、醤油や味噌などの醸造物、佃煮、珍味、惣菜などの一般食品に添加したとき、偏ることなく均一に混ざるので、その保存性が高められて腐敗による異臭の発生を防止することができる。
【0017】(3)液状抗菌消臭剤本発明の液状抗菌消臭剤は、マンゴスチン抽出物に賦形剤として水、エタノールやイソプロパノールなどの1価アルコール、プロピレングルコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトールなどの多価アルコール、流動パラフィンやプラスチベースなどの鉱物油、メチルポリシロキサンのようなシリコン化合物、セチルアルコールやステアリルアルコールなどの高級アルコール、蜜蝋、ワセリン、ラノリンなどのワックス、綿実油やヤシ油などの植物油、ウンデシレン酸メチルやミリスチン酸イソプロピルなどの高級脂肪酸エステル、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、リン酸アルミニウム、ベントナイト、ビーガム、シリカ、酸化チタン、微結晶セルロースなどの親水性微粒子など、【0018】水溶性高分子としてポリビニールアルコール、ポリビニールピロリドン、ポリエチレングリコール、カルボキシビニールポリマーなどのポリマー、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムなどのセルロース誘導体、寒天、アルギン酸ナトリウム、澱粉、アラビアガム、トラガントガム、ローカストビーンガム、グアーガム、キサンタンガム、グルコマンナン、カラギーナン、プルラン、キトサンなどの多糖類、ゼラチン、アルブミン、カゼインナトリウムなどの水溶性タンパク質など、乳化剤として前記界面活性剤など、【0019】pH調整剤として酢酸、アジピン酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、グルコン酸、アスコルビン酸、エデト酸などの有機酸及びその塩、塩酸、ホウ酸、炭酸、リン酸、メタリン酸、ピロリン酸、ポリリン酸、硫酸、亜硫酸などの無機酸及びその塩、グリシン、アラニン、リジン、グルタミン酸、ヒスチジン、アルギニン、ベタインなどのアミノ酸及びその塩、水酸化ナトリウム、アンモニアやエチレンジアミンなどの塩基などを、【0020】適宜組み合わせて静菌・除菌用のアルコール製剤、口臭・感染・う触・歯周予防用の含そう剤及び歯磨き剤、除菌消臭用の石鹸、シャンプー、リンス、洗浄剤、洗剤、仕上げ剤、柔軟剤及び入浴剤、抗菌消臭用のヘアトニック、ヘアートリートメント、クリーム及び軟膏、貼付用防腐糊、シール及びコーキング用の防カビ剤、天然染料用の防腐剤、木材の防腐処理剤或いは塗料用の抗菌消臭剤の形態で得ることができ、ゾル状、糊状、ゲル状及び固形石鹸状とすることもできる。
【0021】液状抗菌消臭剤中のマンゴスチン抽出物含量は、0.001~20%(以下、特に断らない限り重量%である)、好ましくは0.005~10%の範囲であり、0.001%以下では抗菌消臭効果が低下し、20%以上ではマンゴスチン抽出物が析出したりするので好ましくない。
【0022】(4)粉末乃至顆粒状抗菌消臭剤本発明の粉末乃至顆粒状抗菌消臭剤は、マンゴスチン抽出物に賦形剤としてデキストリン、シクロデキストリン、ソルビトール、砂糖、乳糖、マンニトール、澱粉、結晶セルロース、エチルセルロース、ショ糖脂肪酸エステル、高級アルコール、高級脂肪酸、トラガント、プルラン、硬化油、カルナウバロウ、ポリエチレングリコール、カルボキシビニールポリマー、ガムベース、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、ヒドロキシアパタイト、ゼオライト、多孔質シリカ、コロイダルシリカ、水ガラス、活性炭、ホウ砂、塩化ナトリウム、カオリン、タルク、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、クエン酸カルシウム、モノステアリン酸アルミニウムなど、【0023】pH調整剤として酢酸、アジピン酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、グルコン酸、アスコルビン酸、エデト酸などの有機酸及びその塩、炭酸、リン酸、メタリン酸、ピロリン酸、ポリリン酸、亜硫酸などの無機酸及びその塩、グリシン、アラニン、リジン、グルタミン酸、ヒスチジン、アルギニン、ベタインなどのアミノ酸及びその塩などを、【0024】適宜選択して混合し、更に顆粒剤とするためには結合剤としてアラビアガム、ゼラチン、白糖、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニールピロリドン、アルギン酸ナトリウムなどを用い、【0025】必要ならば崩壊剤としてカルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、寒天末、ゼラチン、セラック、スターチグリコール酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルスターチ、ベントナイト、ラウリル硫酸ナトリウムなどを使用して得ることができる。必要ならば水、アルコール、ヘキサン、アセトン、酢酸エチル、塩化メチレンなどの溶媒を用いることができ、必要に応じて乾燥、スプレードライ、凍結乾燥などによる処理、更には造粒操作を施すことができる。
【0026】粉末乃至顆粒状抗菌消臭剤中のマンゴスチン抽出物含量は、0.001~70%、好ましくは0.01~50%の範囲であり、0.001%以下では抗菌消臭効果が得られず、70%以上では顆粒状とならないので好ましくない。
【0027】以上のようにして得られる粉末乃至顆粒状抗菌消臭剤は、そのまま混合することにより静菌・除菌用のアルコール製剤、口臭・感染・う触・歯周予防用のうがい薬、キャンデー、チューインガム及びチョコレート、スープ用保存剤、洗剤、洗浄剤、仕上げ剤、柔軟剤、歯磨き剤、除菌消臭用の石鹸、入浴剤、義歯洗浄剤、抗菌消臭用のヘアトニック、ヘアートリートメント、クリーム及び軟膏、貼付用防腐糊、シール及びコーキング用の防カビ剤、天然染料用の防腐剤、木材の防腐処理剤、塗料用の抗菌消臭剤などに用いることができる。本剤は、水やアルコールに溶かしたりして利用することもでき、更に打錠して錠剤にすることもできる。また、本剤はマンゴスチン抽出物の代わりに前記包接化抗菌消臭剤及び溶解抗菌消臭剤を用いて同様に製造することもできる。
【0028】(5)糸状、シート状及び成型品の抗菌消臭剤本発明の糸状乃至シート状抗菌消臭剤は、マンゴスチン抽出物を水、エタノールやイソプロパノールなどの1価アルコール、プロピレングルコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトールなどの多価アルコール、アセトン、酢酸エチル、塩化メチレンなどの有機溶媒などに溶解し、【0029】必要に応じてセチルアルコールやステアリルアルコールなどの高級アルコール、蜜蝋、ワセリン、ラノリンなどのワックス、綿実油やヤシ油などの植物油、ウンデシレン酸メチルやミリスチン酸イソプロピルなどの高級脂肪酸エステル、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、リン酸アルミニウム、ベントナイト、ビーガム、多孔質シリカ、コロイダルシリカ、水ガラス、酸化チタン、微結晶セルロース、活性炭などの親水性微粒子、【0030】ポリビニールアルコール、ポリビニールピロリドン、ポリエチレングリコール、カルボキシビニールポリマーなどの水溶性ポリマー、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムなどのセルロース誘導体、寒天、アルギン酸ナトリウム、澱粉、アラビアガム、トラガントガム、ローカストビーンガム、グアーガム、キサンタンガム、グルコマンナン、カラギーナン、プルラン、キトサンなどの多糖類、ゼラチン、アルブミン、カゼインナトリウムなどの水溶性タンパク質、【0031】ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、モノステアリン酸アルミニウム、高級脂肪酸ナトリウム、N-アシルアミノ酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸ナトリウム、コール酸ナトリウムなどの陰イオン界面活性剤、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなどの陽イオン界面活性剤、ラウリルジメチルベタイン、大豆レシチンなどの両性界面活性剤、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエステル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、グリセリンモノステアレート、ポリグリセリンカプリレート、ソルビタンモノウンデシレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレングリセリンパルミテート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖イソ酪酸エステル、ヤシ油ジエタノールアミドなどの非イオン性界面活性剤、【0032】酢酸、アジピン酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、グルコン酸、アスコルビン酸、エデト酸などの有機酸及びその塩、塩酸、ホウ酸、炭酸、リン酸、メタリン酸、ピロリン酸、ポリリン酸、硫酸、亜硫酸などの無機酸及びその塩、グリシン、アラニン、リジン、グルタミン酸、ヒスチジン、アルギニン、ベタインなどのアミノ酸及びその塩、水酸化ナトリウム、エチレンジアミンやアンモニアなどの塩基などのpH調整剤などを添加後、【0033】糸、布及び不織布に浸漬又は噴霧によるコーティング法を使用して得ることができる。本発明の成型品の抗菌消臭剤は、マンゴスチン抽出物をそのまま又は上記添加物と共にガムベースやプラスチックと混練して得ることができる。
【0034】以上に示す本発明の抗菌消臭剤は、丁子、肉桂、甘草、厚朴、黄連などの生薬及びそのエキス、ローズマリー、コリアンダーなどのハーブ及びそのエキス、リゾチーム、白子タンパク、ポリリジンなどの天然保存剤、プロポリスエキス、セージ、タイムなどの香辛料、レモン、ジャスミン、薄荷などの着香料、コラーゲン、セリシン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸などの天然高分子などを併用することがでる。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例、比較例及び試験例により詳細に説明する。
実施例1マンゴスチン果実3個(341g)及び70%エタノール850mlをミキサーに入れて破砕し、一夜放置した後、濾過した。濾液の重量が250gになるまでエタノールを減圧留去した。この濃縮液を2等分し、それぞれを濾過して微黄色の析出物を分取した。両析出物の一方は1%酢酸100mlで洗浄濾過、もう一方は水100mlで洗浄濾過後、それぞれを乾燥(60℃)してマンゴスチン抽出物A3.4g(淡黄色)及びB3.4g(橙黄色)を得た。
【0036】実施例2破砕したマンゴスチン乾燥果皮84gに60%エタノール860mlを加えて60℃で3時間攪拌後、濾過した。濾液を重量が140gになるまで常圧下でエタノールを留去し、冷後、微黄色の析出物を遠心分離(2600rpm)により分取した。この析出物に0.3%アスコルビン酸水溶液160mlを加えて混合後、遠心分離(2600rpm)し、沈降物を凍結乾燥して淡黄色のマンゴスチン抽出物8.6gを得た。
【0037】実施例3破砕乾燥したマンゴスチン果実100gを40%アセトン2000mlに1日浸漬後、濾過し、濾液を減圧下で重量が300gになるまで濃縮してアセトンを留去した。生じた微黄色の析出物を濾過して分取し、0.1%クエン酸水溶液150mlで洗浄濾過後、真空乾燥(30℃)して淡黄色のマンゴスチン抽出物8.2gを得た。
【0038】実施例4マンゴスチン果皮粉末40gを50%エタノール500mlでソクスレー連続抽出器を用いて15時間抽出した。抽出液の重量が200gになるまで減圧濃縮してエタノールを留去した。微黄色の析出物を濾取し、1%りん酸一水素ナトリウム水溶液100mlで洗浄濾過後、熱エタノール50mlに溶解した。この残液を減圧下で蒸発乾固して淡黄色のマンゴスチン抽出物4gを得た。
【0039】実施例5実施例1で得られたマンゴスチン抽出物A2g及びβ‐シクロデキストリン18gを混合し、水13ml及びエタノール20mlを加え、練合しながら沸騰水浴上で乾燥してマンゴスチン抽出物の包接体として淡黄色粉末の抗菌消臭剤18.2gを得た。
【0040】実施例6実施例2で得られたマンゴスチン抽出物8g、分岐シクロデキストリン(日研化学;イソエリートP)72g及びデキストリン(松谷化学;パインデックス1)40gを50%エタノール400mlに溶解後、噴霧乾燥してマンゴスチン抽出物の包接体として淡黄色粉末の抗菌消臭剤107gを得た。
【0041】実施例7実施例4で調整した析出物の熱エタノール溶液10mlにグリセリン脂肪酸エステル(理研ビタミン;ポエムM-100)3gを溶解後、減圧濃縮して黄色油状物の抗菌消臭剤4gを得た。
【0042】実施例8実施例7で得られた抗菌消臭剤3gにデキストリン(松谷化学;パインデックス1)17gを加えてよく混合して淡黄色の抗菌消臭剤20gを得た。
【0043】実施例9実施例1のマンゴスチン抽出物A0.01%をエタノール67%に溶かし、乳酸0.3%及びDL-リンゴ酸ナトリウム0.3%を加え、次いで水32.39%を加えて抗菌消臭アルコール製剤を得る。
【0044】実施例10実施例2のマンゴスチン抽出物0.01%をエタノール70%に溶かし、乳酸0.4%、ポリリン酸ナトリウム0.3%及びグリセリン脂肪酸エステル0.2%を加え、次いで水28.99%及びリゾチーム0.1%を加えて抗菌消臭アルコール製剤を得る。本アルコール製剤は噴霧して使用することができる。
【0045】実施例11実施例2のマンゴスチン抽出物0.1%をエタノール55%に溶かし、グリセリン5%、メントール0.1%及びボルネオール0.1%を加え、次いで水39.7%を加えて抗菌消臭ヘアトニックを得る。
【0046】実施例12実施例2のマンゴスチン抽出物0.2%、プロピレングリコール7%及びラウリル硫酸ナトリウム7%を水74.7%に溶かし、次いでラウリルジメチルベタイン8%、ヤシ油ジエタノールアミド3%及び着香料0.1%を加えて抗菌消臭シャンプーを得る。
【0047】実施例13実施例2のマンゴスチン抽出物0.4%、精製ラノリン29%、ワセリン20%、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート5%及びグリセリンモノステアレート2%を80℃で混合溶融し、ポリエチレングリコール5%、ベタイン2%、ヒアルロン酸1%及び水35.5%の80℃の溶液をホモジナイザーでかき混ぜながら加え、冷却しながら着香料0.1%を加えて抗菌消臭クリームを得る。本クリームはニキビの抑制や皮膚荒れ防止に使用できる。
【0048】実施例14実施例3のマンゴスチン抽出物0.5%を、エタノール12%、プロピレングリコール5.5%、塩化ナトリウム2%及び水79.9%の溶液に加え、更に着香料0.1%を加えてうがい薬を得る。
【0049】実施例15実施例3のマンゴスチン抽出物0.5%を、エタノール20%、ラウリルジエタノールアミド0.3%、モノフルオロリン酸ナトリウム0.1%、サッカリンナトリウム0.05%及び水78.75%の溶液に加え、更に着香料0.3%を加えて洗口剤を得る。
【0050】実施例16実施例4のマンゴスチン抽出物2%、ウンデシレン酸メチル25%及びソルビタンモノラウレート6%を水67%に溶かして抗菌消臭仕上剤を得る。
【0051】実施例17グリセリン20%、キサンタンガム0.2%及びカルボキシメチルセルロースナトリウム1%の懸濁液に水24.4%を加えて加熱溶解し、冷後、実施例4のマンゴスチン抽出物0.1%、リン酸水素カルシウム50%、ラウロイルザルコシンナトリウム1%、ラウリル硫酸ナトリウム1%、ショ糖モノラウレート1%、サッカリンナトリウム0.1%、モノフルオロリン酸ナトリウム0.2%及び着香料1%を加えて口内抗菌消臭練歯磨を得る。
【0052】実施例18実施例4のマンゴスチン抽出物1%、リグニンスルホン酸5%及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油2%を10%イソプロパノール92%に溶解して抗菌消臭木材処理剤を得る。本処理剤でスギ木片を減圧含浸処理することにより抗菌消臭木片を得ることができ、俎板、家具材、柱などに利用できる。
【0053】実施例19実施例4のマンゴスチン抽出物1部及びヒドロキシアパタイト5部の混合物に70%エタノール5部を加え、加温混合しながら乾燥して抗菌消臭製剤を得る。
【0054】実施例20実施例5の抗菌消臭製剤0.1%、砂糖50%及び有機酸2.3%の混合物に水飴33%及び水14.4%を加えて加熱溶解し、肉桂エキス0.2%を加え、冷却しながら成型して口内抗菌消臭キャンデーを得る。
【0055】実施例21実施例19の抗菌消臭製剤0.1%、天然調味料2%、脱脂粉乳1%、カボチャ粉末1.5%、粉末油脂1%、デキストリン2%、澱粉1%、砂糖1.5%、食塩0.5%、グリシン0.3%、酢酸ナトリウム0.2%及び香辛料0.2%を混合して口内抗菌消臭スープ粉末を得る。本粉末を水88.7%に溶かすと口内抗菌消臭スープが得られる。
【0056】実施例22実施例6の抗菌消臭製剤2%、トリポリリン酸ナトリウム5%、アジピン酸15%、炭酸水素ナトリウム10%、プロテアーゼ1%、アミラーゼ1%、ラウリル硫酸ナトリウム3%及び塩化ナトリウム63%を混合し、打錠して抗菌消臭義歯洗浄剤を得る。
【0057】実施例23実施例1Aのマンゴスチン抽出物1%、ゼオライト15%、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム26%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル5%、脂肪酸ナトリウム5%、アルミノケイ酸塩11%、炭酸ナトリウム26%及び硫酸ナトリウム11%の混合物に50%エタノールを噴霧乾燥して抗菌消臭合成洗剤を得る。
【0058】実施例24実施例2のマンゴスチン抽出物1部、ポリビニールピロリドン2部及びメタノール10部の溶液を、ポリアクリル酸ナトリウム50部及び活性炭1部の混合物に噴霧乾燥して抗菌消臭吸水剤を得る。
【0059】実施例25実施例3のマンゴスチン抽出物0.2gをメタノール30ml及び1N硫酸100mlに溶かし、水ガラス30g及び水80mlの溶液をかき混ぜながら加えて1日放置し、水洗後、乾燥して抗菌消臭シリカゲルを得る。
【0060】実施例2620%硫酸アルミニウム水溶液100部及び200メッシュアルミナ500部を練合し、実施例19の抗菌製剤50部及び40%コロイダルシリカ液38部を加えて練合する。乾燥後、粉砕して200メッシュとし、コロイダルシリカを添加し、マルメライザーで造粒後、乾燥して粒径10mmの抗菌消臭セラミックスを得る。
【0061】実施例27実施例3のマンゴスチン抽出物1部、エチルセルロース20部及び塩化メチレン100部の溶液にポリエステル糸を通過させながら乾燥して糸状抗菌消臭剤を得る。
【0062】実施例28綿布100gを、水酸化ナトリウム10g、カチオン化剤35g及び水5000mlの溶液に80℃で30分間浸漬し、脱水後、実施例3のマンゴスチン抽出物2g、イソプロパノール100ml及び水900mlの溶液に80℃で20分間浸漬、水洗、脱水、乾燥してシート状抗菌消臭剤を得る。本シートは不衛生部位用布、ウエット布などとして使用できる。更に、足や脇などの悪臭を発する部位のパットとしても利用できる。
【0063】実施例29実施例3のマンゴスチン抽出物1部、ポリビニールアルコール10部及び水40部の溶液に紙を浸漬、乾燥してシート状抗菌消臭剤を得る。本シートは、不衛生部位用布、ウエットティッシュ、空気清浄フィルター(通気性の紙が基材)などとして使用でき、袋状に加工して中に実施例24の抗菌消臭吸水剤を入れることにより生理用品又はおしめに利用できる。
【0064】実施例30実施例4のマンゴスチン抽出物0.01%、オリゴトース20%、キシリトール40%、トレハロース19.49%、ガムベース20%及び着香料0.5%を混合し、シート状に成型して口内抗菌消臭チューインガムを得る。
【0065】実施例31実施例4のマンゴスチン抽出物1部を溶融ポリプロピレン80部に添加して混合し、成型冷却して抗菌消臭プラスチック容器を得る。
【0066】比較例1破砕したマンゴスチン乾燥果皮84gに60%エタノール860mlを加え、0.5%アスコルビン酸水溶液の代わりに水160mlを用いた以外は実施例2と同様に操作して橙黄色のマンゴスチン抽出物8.2gを得た。
【0067】比較例2マンゴスチン果皮粉末40g及び50%エタノール500mlを用い、1%りん酸一水素ナトリウム水溶液の代わりに水100mlを用いた以外は実施例4と同様に操作して褐色のマンゴスチン抽出物4.8gを得た。
【0068】比較例3比較例1で得られたマンゴスチン抽出物8gを用いて実施例6と同様に操作して橙黄色粉末の抗菌消臭剤108gを得た。
【0069】試験例1実施例1、実施例2、実施例4、比較例1及び比較例2のマンゴスチン抽出物並びに実施例6及び比較例3の抗菌消臭剤の標準白色に対する色差を、ミノルタ分光測色計CM‐3500dにより測定した結果、下表の如く本発明のマンゴスチン抽出物及び抗菌消臭剤は、酸及び還元剤を含む液による処理を行わない比較例より明度が高く、赤色と黄色への偏りが低かった。
【0070】
試 料 ΔL Δa Δb 実施例1の抽出物A -22.19 1.16 35.12 実施例1の抽出物B -31.36 6.66 43.05 実施例2の抽出物 -22.39 -0.26 34.44 実施例4の抽出物 -23.83 -0.87 36.39 実施例6の抗菌消臭剤 -13.92 -1.03 33.39 比較例1の抽出物 -30.63 5.92 45.88 比較例2の抽出物 -34.98 7.67 45.37 比較例3抗菌消臭剤 -28.26 7.14 39.44【0071】試験例2実施例6又は比較例3で得られた抗菌消臭剤0.15g、グルタミン酸ナトリウム0.3g及びソルビトール0.55gの混合物を蒲鉾用スリ身ペースト100g(スケソウダラ冷凍スリ身72g、食塩2.1g、エキス調味料0.22g、上白糖0.7g、混合澱粉5.8g及び氷水19.18g)に添加してよく混合後、板付けして90℃で20分間蒸して蒲鉾を調製し、その蒲鉾の対照(無添加蒲鉾)に対する色差を試験例1と同様に測定した。その結果を次表に示すが、実施例で調製した抗菌消臭剤を添加した蒲鉾は比較例の抗菌消臭剤を添加した蒲鉾より赤色及び黄色を帯びることがなかった。
【0072】
試 料 ΔL Δa Δb 実施例6添加蒲鉾 0.34 -0.48 2.29 比較例3添加蒲鉾 0.18 1.63 3.50【0073】実施例で得られた本発明のマンゴスチン抽出物は、比較例のマンゴスチン抽出物より製造工程中の酸化が抑制されて深色・濃色化が少なく、それを利用した抗菌消臭剤や最終製品の着色度は低くかった。
【0074】本発明のマンゴスチン抽出物の各種菌に対する抗菌活性を寒天希釈法により測定した結果、その最小発育阻止濃度は、枯草菌(Bachillus sabtilis Marburg168)が0.005%、大腸菌(Escherichia coli HB101)が0.005%、ミュウタンス菌(Streptococcus mutans IFO13955)が0.001%、清酒酵母(Saccharomyces cereviciae IFO2347)が0.2%、アオカビ(Penicillium expansum IFO6096)が0.2%であった。
【0075】
【発明の効果】本発明によると、濃色抑制剤を含む液で洗浄して得られるマンゴスチン抽出物は、深色・濃色化が少なく、各種微生物に対する抗菌活性効果も高いので、色物に限定されることなく無(白)色乃至淡色の製品に対しても着色の心配がなく、利用範囲も広く、種々の分野への利用が可能となる。したがって、本発明の抗菌消臭剤は、食品の保存向上、食品加工機器・作業器具・用具・手・床・壁などの除菌、衣類の消臭防カビ、靴や靴下の消臭、口臭・感染・う触・歯周予防、薬用化粧品としての頭皮・頭髪・皮膚の除菌、義歯の消臭、不衛生部位の消臭、貼付用糊や繊維加工用糊の防腐、天然染色液の防腐、花瓶などの水の防腐、家具や家財の消臭・腐食防止、部屋の消臭、床・壁・シール部などの防カビなどに有用である。

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